金の鳳凰の冠と赤い頭巾を頭にかぶり、大太鼓を中心に舞いを行う。類例のない貴重な舞い。
旅の始まり 武蔵引田駅
東京はあきる野市、武蔵引田駅を下車。
春日神社へ向かって歩いていきましょう。
平井のお祭り
春日神社に到着。
豪華ではないですが地元の人が大切にしている神社です。
山と川に挟まれていてとっても気持ちが良いですよ。
まずはお参りをしてからお祭りを楽しみましょう。
続いて向かうのは三吉野会館。
ここから「下平井の鳳凰の舞」の関係者が出発します。
「下平井の鳳凰の舞」はユネスコ無形文化遺産(風流踊り)・国指定重要無形民俗文化財です。
金の鳳凰の冠と赤い頭巾を頭にかぶって舞う、他にはない貴重な舞いなんです。
関係者は列をなして会場に向かいます。
下平井の鳳凰の舞は、「奴(やっこ)の舞」と「鳳凰の舞」で構成されます。
まずは子供たちの「奴(やっこ)の舞」から。歌舞伎の影響が見られる舞いです。
扇と木刀を持って元気に太鼓の周りをまわり、一人づつ口上を述べます。
練習の成果が試されますね。
続いて青年たちの「鳳凰の舞」。
鳳凰4人、ささら4人、軍配1人、小太鼓1人の計10人の踊り手が踊ります。
鳳凰の舞はもともと雨乞いや悪疫退散の舞として奉納されてきました。
ちなみに金の鳳凰の冠はこんな感じ。
うーん、変わっているなぁ。
踊り手の扮装、踊り方と他に類例を見ない希少な踊りです。
舞いは会場を移動して何度も行われます。
この日は雨がちらつく日でしたが、舞手たちはしっかりと舞います。
下平井会館は舞いを上から見ることができておススメです。
この舞いはまだ世に広く認知されていないので、今は見物する人は地元のみ。
でもこれ、世界に情報発信できたら相当インパクトがでかいですよ。
続いて山車の巡行が始まります。
囃子の音を頼りにゆっくりついて歩きましょう。
雨が激しく残念な天気でしたが、山車の競合いは元気に行われます。
提灯の灯りと囃子の音で雨なんかも吹っ飛びます。
元気でるなぁ~。
美花林
住所 | 〒197-0834 東京都あきる野市引田225−103 |
電話 | 042-550-6680 |
HP | https://www.facebook.com/meifarin |
営業時間 | 11:30-14:30、17:30-21:30 |
定休日 | 月曜日 |
お祭りを楽しんだ後には地元に愛されている中華料理屋さんに行きましょう。
お邪魔したのは武蔵引田駅から歩いてすぐの美花林さん。
まずはグビーッと一杯してから、
つまみはお店一番人気の黒酢すぶた。
〆は本日のおすすめ、塩味ねぎそば。
うん、味付けが絶妙で地元に愛されているのがよくわかります。
旅の終わり 武蔵引田駅
類例のない貴重な舞いと雨に負けない山車の競合い。そして地元に愛される中華料理を楽しむ平井のお祭りのまつりとりっぷです。
旅のまとめ
①旅の始まり 東京都 あきる野市 武蔵引田駅
↓(徒歩24分)
② 東京都 あきる野市 平井のお祭り
↓(徒歩17分)
③ 東京都 あきる野市 美花林
↓(徒歩1分)
④ 旅の終わり 東京都 あきる野市 武蔵引田駅
祭情報
名称 | 平井のお祭り |
概要 | 春日神社と八幡神社で秋の例祭が行われ、この2つの神社のお祭り両方を合わせて「平井のお祭り」と呼ばれている。平井のお祭りは、まちに秋の到来を告げる風物詩として住民に親しまれており、平井の宿通りで行われる競合いが見どころ。5基の山車が集結して行われるお囃子の掛け合いは圧巻。 春日神社では、国の重要無形文化財に指定されている「下平井の鳳凰の舞」の奉納も行われる。鳳凰の冠を被った者5人と赤い頭巾をつけた者5人が大太鼓を中心に勇壮活発に舞う。江戸の要素を含む「奴の舞」と、上方の要素を含む「鳳凰の舞」の二庭で構成。元々は雨乞いの舞であったが悪疫退散の舞としても奉納されており、全国的にもあまり類例のない貴重な民俗芸能として、地元の人々の手により大切に伝承されている。 平井祭チラシ |
開催場所 | 東京都日の出町 平井地区 |
時期 | 9月29日に近い土日曜日 |
問合せ | 日の出町観光協会 〒190-0181 東京都西多摩郡日の出町大久野17-2 TEL 042-588-5883 FAX 042-588-5899 |
参考 | 日の出町観光協会ホームページ |
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