祭の種類

踊りのお祭り

ぽちゃま

お祭りでは提灯の灯りや囃子の音に誘われて気分が高揚し自然と体が動くもの。道路にそって練り歩く踊りややぐらを囲んで踊りに加わるもの、日々練習を重ねてクオリティーを高めた見事な踊りを鑑賞するものと様々な踊りが楽しめます。そんな踊りのお祭りをご紹介します。
詳細記事はリンクをクリックしてご覧ください。

チャッキラコ 1月神奈川県三浦市のお祭り

250年続く三浦のユネスコ無形文化遺産。少女達が真顔で踊る「風流踊」。

チャッキラコ
【場所】
本宮、海南神社、仲崎竜神様・花暮竜宮様・三崎港周辺
【時期】1月15日
【種類】踊り
【概要】
 三浦市三崎の仲崎・花暮地区や海南神社で行われる小正月の伝統行事で、7歳から13歳くらいの少女たち20人程が、豊漁や豊作、商売繁盛を願って、着物姿で踊りを奉納する。
 踊りには「初いせ」「チャッキラコ」「二本踊」「よささ節」「鎌倉節」「お伊勢参り」の6種類があり、少女たちは扇子や「チャッキラコ」と呼ばれる竹製の楽器を持って、可愛らしく舞う。歌は地元の大人の女性10人程が担当する。
 2つの伝説が伝えられており、1つは、海南神社の祭神藤原資盈の奥方盈渡姫が、庶民の娘に教えたというもの。もう1つは、源頼朝が三崎来遊の際、磯取りしていた親子に舞を所望し、母親が唄い、娘が舞ったというもの。
 現在でも、下を向き、真顔で踊っているが、これは当時庶民が殿様(源頼朝)の前で踊るときに、顔をあげて笑顔で踊ることができなかったことから由来していると言われている。
 チャッキラコは、華やかな衣装と少女たちの愛らしい踊りが特徴で、約250年前から伝承されてきた国の重要無形民俗文化財、そしてユネスコ無形文化遺産「風流踊」の一つとして登録されている。江戸時代から続くこの伝統行事は、三浦の貴重な文化として大切に受け継がれている。

京橋盆踊り 7月東京都中央区のお祭り

小さい規模ながら強者が集う盆踊り。銀座の公園で定番の盆踊りナンバーが鳴り響く。

京橋盆踊り
【場所】
中央区立京橋公園 〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目25−2
【時期】
7月下旬
【種類】
踊り
【概要】
 プロの和楽器奏者の伴奏による贅沢な盆踊りが特徴で、「これがお江戸の盆ダンス」や「ダンシングヒーロー」「銀座カンカン娘」など、中央区定番の曲目からJ-POPまで幅広いジャンルで楽しめる。
 会場には、京橋エドグランの飲食店による屋台やスーパーボールすくい、輪投げなどの縁日ブースも設けられ、地域住民だけでなくオフィスワーカーや観光客も多数訪れる。通常は無料かつ事前申し込み不要で誰でも参加できる。都心の高層ビルに囲まれた空間で、伝統と現代が融合した盆踊りを楽しめるのが魅力。

大野下雨乞い奴踊り 7月熊本県玉名市のお祭り

江戸時代から伝わる雨乞い神事。独特の衣装をまとった踊り手が力強く舞う。

大野下雨乞い奴踊り
【場所】
大野下八幡宮 〒869-0224 熊本県玉名市岱明町大野下800
【時期】
7月下旬
【種類】
踊り
【概要】
 江戸時代から伝わる伝統的な奉納舞踊。日照りが続いた際に雨乞いの神事として奉納され、五穀豊穣を願う行事として地域に根付いてきた。
 奴踊りは、独特の衣装をまとった踊り手が、鉦や太鼓の音に合わせて力強く舞うのが特徴。その所作は勇壮で、見る者を惹きつける。地域の歴史や文化を感じさせる貴重な無形民俗文化財となっている。

広報たまな抜粋

鉄砲洲納涼盆踊り 7-8月東京都中央区のお祭り

鉄砲洲児童公園で行われる盆踊り。大人にも子供にも優しい雰囲気が魅力。

鉄砲洲納涼盆踊り
【場所】
中央区立鉄砲洲児童公園 〒104-0043 東京都中央区湊1丁目5−1
【時期】
7月下旬-8月上旬
【種類】
踊り
【概要】
 東京都中央区の湊一丁目、二丁目、入船一丁目、二丁目の4つの町会が合同で開催する盆踊り。中央区立中央小学校横の鉄砲洲児童公園を会場とし、特に小学生の参加が多いのが特徴。各町会がテントを出店しており、アットホームな雰囲気で安心して楽しめるのが魅力とされている。
 定番の盆踊り曲のほか、中央区ならではの曲もかかることがあり、地域に根差したお祭りとして親しまれている。中央区民は盆踊り好きが多く、事前に小学校で練習会が開かれるほど熱心に取り組まれている。提灯の色も赤だけでなく、青や緑、ピンクなどカラフルで可愛らしい演出も見られる。

2023年鉄砲洲納涼盆踊り

築地本願寺納涼盆踊り大会 7月/8月東京都中央区のお祭り

国の重要文化財を背にして踊るフォトジェニックな盆踊り。築地場外の名店が支えるグルメも見逃せない。

築地本願寺納涼盆踊り大会
【場所】
築地本願寺 〒104-8435 東京都中央区築地3-15-1
【時期】
7月下旬-8月上旬
【種類】
踊り
【概要】
 都内最大級の盆踊り大会で、国の重要文化財であるエキゾチックな本堂を背景に多くの人が櫓の周りで踊りの輪を形成する。
 この大会の最大の特徴は、「日本一おいしい盆踊り」と称されるほど、築地場外市場の名店が出店する屋台グルメの充実ぶり。築地ならではの新鮮な海鮮や、伝統的なB級グルメなどが楽しめる。
 伝統的な盆踊りの曲目に加え、近年は「おだいどこ音頭」のような新しい曲も取り入れられている。また、最終日には仮装大会も行われ、ユニークな衣装で踊る参加者で賑わう。地域住民やオフィスワーカー、観光客など、誰もが自由に参加し、踊りと食を通じて夏のひとときを満喫できる、東京の夏の風物詩となっている。

盛岡さんさ踊り 8月岩手県盛岡市のお祭り

からだの芯にまで鳴り響く太鼓の音。「サッコラチョイワヤッセ」の掛け声とともに続く踊りと太鼓の大パレード。

盛岡さんさ踊り
【場所】
岩手県盛岡市中心地
【時期】
8月1-4日
【種類】
踊り
【概要】
 太鼓、笛、踊り手が一体となって街を練り歩くのが特徴で、ミスさんさ踊りの演舞のあとには、一般参加の踊り集団や伝統さんさ踊り団体が続く。「サッコラチョイワヤッセ」の掛け声とともに勇壮な踊りが披露される。
 その起源は、盛岡城下に羅刹(らせつ)という鬼が現れ人々を苦しめていた際、三ツ石神社の神様が鬼を捕え、二度と悪さをしないという誓いの証として三ツ石に手形を押させ追放したことに由来すると伝えられている。鬼がいなくなり喜んだ人々が、三ツ石の周りを踊りながら「さんささんさ」と囃したのが始まりとされている。
 現在では、華やかな衣装を身につけた多数の参加団体が、盛岡市中心部の目抜き通りをパレードし、その迫力ある太鼓の音と群舞は、訪れる人々を魅了する。最終日には、「和太鼓同時演奏」世界記録奪還を記念した『世界一の太鼓大パレード』と、『大輪踊り(だい わおどり)』を行い、グランドフィナーレとなる。飛び入り参加も可能な「輪踊り」も行われ、観光客も一体となって祭りの賑わいを分かち合う。

山形花笠まつり 8月山形県山形市のお祭り

艶やかな衣装と紅花の笠を手にした踊り手が「花笠音頭」にあわせて街を踊り練りあるく。

山形花笠まつり
【場所】
山形県山形市 中心部
【時期】
8月5-7日
【種類】
踊り
【概要】
 艶やかな紅花をあしらった笠を手に、「ハー ヤッショ、マカショ」の威勢の良い掛け声とともに、揃いの衣装をまとった踊り手が「花笠音頭」にあわせて市街地を練り歩く。
 踊りの種類は大きく分けて2つあり、笠を回して踊る正調花笠踊りの「薫風最上川」と、趣向を凝らした創作花笠踊りがある。企業や学校、地域団体など様々なグループが参加し、それぞれ個性豊かな踊りを披露する。飛び入り参加が可能な「飛び入り花笠」の時間もあり、観光客も一体となって祭りの熱気を体験できる。山形の夏の夜を彩る、活気に満ちた祭り。

桐生八木節まつり 8月群馬県桐生市のお祭り

八木節で街がクラブと化す、メイドインジャパンのダンスホール。

桐生八木節まつり
【場所】
群馬県桐生市本町・末広町・錦町
【時期】
8月の第1金曜日から三日間
【種類】
踊り
【概要】
 最大の特徴は、桐生が発祥とされる「八木節」の軽快なリズムに合わせて、多くの市民が「ヤグラ」と呼ばれる舞台を囲んで踊り明かす光景。
 まつり期間中は、市街地の広範囲で交通規制が敷かれ、総延長約2.5㎞が歩行者天国となる。色とりどりの浴衣を身にまとった人々が通りを埋め尽くし、各所に設置されたヤグラから流れる八木節の音頭に合わせて踊る。八木節の他にも、子どもみこしやジャンク市、パフォーマンスイベントなども開催され、老若男女が一体となって桐生の夏の夜を盛り上げる。
 本町三丁目の衆生院の境内にあった牛頭天王社の祭りを源流としているが昭和39年から、春の商工祭・文化祭、夏の七夕祭・花火大会、秋の桐生祭・体育祭など、多くの行事・祭礼と統合され、「桐生八木節まつり」として開催されるようになった。
 伝統と活気が融合した桐生八木節まつりは、桐生の夏の風物詩として親しまれている。

2023年桐生八木節まつり パンフレット表
2023年桐生八木節まつり パンフレット裏

やっさいもっさい踊り大会 8月千葉県木更津市のお祭り

「おっさ」を掛け声に港町木更津が心を一つにする踊り大会。

やっさいもっさい踊り大会
【場所】
〒292-0831 千葉県 木更津市 富士見
【時期】
8月14日
【種類】
踊り
【概要】
 市民が一体となって「おっさ」という掛け声とともに踊り歩く、自由な踊りが特徴の市民参加型のお祭り。
 「やっさいもっさい」とは、木更津に伝わる民謡「木更津甚句」(きさらづじんく)の中にある囃子言葉。高度成長期に、木更津に新日本製鐵君津製鐵所がオープンし、それまでの住民と、新しくやって来た人々の和を考え、「みんながおとなりどうし」を合言葉に始まった。
 老若男女問わず、誰もが気軽に参加できるのが魅力で、各チームが趣向を凝らした衣装やパフォーマンスを披露する。お囃子に合わせて踊り、木更津の夏の夜を熱く盛り上げる。見物客も飛び入り参加できるなど、一体感を味わえるのがこの踊り大会の醍醐味。
 ※掛け声の「おっさ」は、「おお、そうだよ!」と同調するときの相づちで「みんなお互いに理解しあおうよ」という意味。

阿波おどり 8月徳島県徳島市のお祭り

徳島中の老若男女が踊り狂う、熱狂の夏祭り。「ヤットサー」の掛け声が町中に響き渡る。

阿波おどり
【場所】
徳島県徳島市中心地
【時期】
8月11-15日
【種類】
踊り
【概要】
 徳島県で400年以上の歴史を持つ伝統的な盆踊りで「前夜祭」「選抜阿波おどり」「阿波おどり」の3つで構成され国内外から多くの観光客が訪れる。日本三大盆踊りの一つ。
 踊り手たちは1,000以上ある「連(れん)」と呼ばれるグループを組み、色鮮やかな衣装をまとい、三味線、太鼓、鉦、笛などの鳴り物に合わせて街を練り歩く。特徴的なのは、その自由で熱狂的な踊り方。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」という掛け声の通り、観客も一体となって盛り上がる。
 「ヤットサー」の掛け声と共に女性は優雅でしなやかな「女踊り」、男性は力強く躍動感あふれる「男踊り」を披露する。また、それぞれの連が独自の工夫を凝らした踊りを披露するため、見どころが尽きない。

東山盆踊り 8月福島県会津若松市のお祭り

温泉街が本気で取り組む盆踊り。湯川の清流を囲んでの踊りは圧巻。

東山盆踊り
【場所】
福島県会津若松市東山町湯本
【時期】
8月13-16日
【種類】
踊り
【概要】
 東山温泉旅館協同組合が主催し、温泉街の中心部が会場となる。東山温泉を流れる湯川の上に組まれたやぐらを囲んで、民謡「会津磐梯山」の唄とお囃子に合わせて、盆踊りを行う。市民や温泉客、東山温泉の女将や芸者衆が一緒に踊るさまは見事。
 盆踊りだけでなく、屋台の出店や福引きなども行われ、お祭りムードを盛り上げる。地域の文化と歴史に触れることができる、夏の思い出作りにぴったりのイベント。
 昭和19年から学童疎開に来ていた子ども達を元気づけるために始まった。

山鹿灯籠まつり 8月熊本県山鹿市のお祭り

頭に金灯籠を掲げた浴衣姿の女性たちが、山鹿市内を優雅に舞い踊る。

山鹿灯籠まつり
【場所】
熊本県 山鹿市内
山鹿小学校グラウンド(千人灯籠踊り) 熊本県山鹿市山鹿351
【時期】
8月15-17日
【種類】
踊り
【概要】
 頭に和紙だけで作られた金灯籠を掲げた浴衣姿の女性たちが、ゆったりとした情緒漂う「よへほ節」の調べにのせて市内を優雅に舞い踊る。
 その起源は、深い霧に行く手を阻まれた第12代景行天皇のご巡幸を、山鹿の里人たちが松明を掲げ無事にお迎えしたことに由来する。以来、里人たちは行在所跡(現在の大宮神社)に天皇を祀り、毎年灯火を献上するようになったのが始まりとされている。
 室町時代になると紙製の金灯籠に姿を変え、その後、金灯籠を頭に掲げた女性が舞い踊る「山鹿灯籠踊り」が誕生し、祭りの代名詞ともいえる千人灯籠踊りが生まれた。
 8月16日は山鹿小学校グラウンドにて千人灯籠踊りが行われる。
 期間中は、奉納灯籠踊りや大宮神社への奉納、花火大会なども行われ、街全体がお祭りムードに包まれる。特に夜空の下で揺らめく数千もの金灯籠の光景は、訪れる人々を魅了する。

2023年 山鹿灯籠まつりリーフレット
2023年 山鹿灯籠まつり会場図

西馬音内盆踊り 8月秋田県雄勝郡羽後町西馬音内のお祭り

別世界を体感できる秋田の奇祭。華やかな「端縫い衣装」と頭巾が印象的な「彦三頭巾」で共に踊るのは「亡者踊り」。

西馬音内盆踊り
【場所】
秋田県雄勝郡羽後町西馬音内本町108-1
【時期】
8月16-18日
【種類】
踊り
【概要】
 秋田県羽後町に伝わる約700年の歴史を持つ伝統的な盆踊りで郡上踊り(岐阜県)、阿波踊り(徳島県)とともに「日本三大盆踊り」に数えられる。国の重要無形民俗文化財に指定されており、京都の「念仏踊り」や「風流(ふりゅう)」の流れを汲むとされている。
 最大の特徴は、編み笠や彦三頭巾(ひこさずきん)で顔を隠し、藍染めの浴衣や端縫い(はぬい)衣装をまとって踊る点。特に「亡者」と呼ばれる、彦三頭巾で顔全体を覆い隠した姿は、幻想的で幽玄な雰囲気を醸し出し、見る者に強い印象を与える。
 踊りは優雅で流れるような動きが特徴で、笛や太鼓、鉦(かね)などの生演奏に合わせて、老若男女が一体となって踊る。お盆の時期、毎年8月16日から18日の夜にかけて行われ、かがり火が焚かれた中で繰り広げられるその光景は、「亡者と生者が一体となる盆踊り」とも称され、見る人を魅了する。死者への供養と五穀豊穣を願う心が込められた、地域に根付いた文化として大切に受け継がれている。

中央区大江戸まつり盆踊り大会 8月東京都中央区のお祭り

中央区が運動場で行う本気の盆踊り。オリジナル曲目『これがお江戸の盆ダンス』が響き渡る。

中央区大江戸まつり盆おどり大会
【場所】
浜町運動場 〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2丁目59
【時期】
8月下旬
【種類】
踊り
【概要】
 浜町運動場に大きなやぐら を建て、中央区民踊連盟、各町会、中央区にある企業などが中心になって盆踊りが行われる。
 中央区オリジナルの『これがお江戸の盆ダンス』や『ダンシングヒーロー』、『バハマ・ママ』などが曲目として使われ、伝統と斬新が交錯する“粋”を感じる盆踊り。10層もの踊りの輪が取り囲む姿は圧巻。盆踊りの事前練習会も開催され、初心者でも気軽に楽しめるよう配慮されている。
 さらに区内名物市や伝統芸能の披露、子ども向けの縁日コーナーなど、多彩な催しも行われる。毎年数万人が来場し、区民のふるさと意識を高め、地域活性化に貢献している。

2023中央区大江戸まつり盆踊りパンフレット
2023中央区大江戸まつり盆踊り プログラム

東京高円寺阿波おどり 8月東京都杉並区のお祭り

商店街の賑わい作りから始まった高円寺の夏の風物詩。110の連、9000人の踊り手が練り踊る。

東京高円寺阿波おどり
【場所】
JR「高円寺」駅、東京メトロ・丸ノ内線「新高円寺」駅周辺商店街及び高南通りの8演舞場
東京都杉並区
【時期】
8月下旬
【種類】
踊り
【概要】
 東京都杉並区高円寺で開催される東京最大級の阿波おどり。約1万人の踊り手が参加し、期間中には100万人もの観客が訪れる東京の夏の風物詩として知られている。
 1957年に高円寺の商店街が町おこしとして始めた「高円寺ばか踊り」が起源で、その後徳島県出身者からの指導を受け、本格的な阿波おどりへと発展した。
 高円寺駅周辺の商店街や高南通りに8つの演舞場が設けられ、「流し踊り」と呼ばれる街中での踊りと、ホールで行われる「舞台踊り」の両方が楽しめる。各連(チーム)ごとに趣向を凝らした衣装や踊りが特徴で、見る阿呆も踊る阿呆も一体となって盛り上がる。地域住民、商店街、ボランティアが一体となって運営を支える、歴史と人情味あふれる祭り。 

2023東京高円寺阿波おどりpamphlet

佃島の盆踊&入船三丁目町会盆踊り&八丁堀納涼大会  8-9月東京都中央区のお祭り

江戸の名残をとどめる指定無形民俗文化財。櫓を囲って地元住民がキレよく踊る盆踊り。

佃島の盆踊
【場所】
佃公園・佃小橋たもと 東京都中央区佃
【時期】
9月
【種類】
踊り
【概要】
 江戸時代から300年続く祖先の霊を祀る念仏踊りで、都の無形文化財に指定されている。
 櫓太鼓に合わせ仮設のやぐらの周りを踊る。唄も「秋の七草」「糸屋の娘」と情趣深い。
 地域住民にとって夏の風物詩であり、先祖供養の意味合いとともに、地域コミュニティの絆を深める重要な行事となっている。地元の方々はもちろん、遠方からも多くの見物客が訪れ、その賑わいは夏の風物詩として親しまれている。
入船三丁目町会盆踊り
【場所】
東京都中央区入船3丁目 NTT裏×Rico’s(旧ピアゴ)前
【時期】
8月
【種類】
踊り
【概要】
 東京都中央区入船三丁目の交差点で行われる、地域に根差した盆踊り大会。例年8月に開催され、交通規制をかけて交差点の真ん中にやぐらを建て、その周りを多くの人が囲んで踊る。
 中央区の入船3丁目交差点で行われる盆踊り大会。入船3丁目町会が主催する会場で、中央区らしい曲目が楽しめる。地元の人々にとって夏の風物詩であり、アットホームな雰囲気で楽しめるのが魅力とされている。地域住民の交流の場として、また夏の思い出を作るイベントとして親しまれている。
八丁堀納涼大会
【場所】
京華スクエア 〒104-0032 東京都中央区八丁堀3丁目17−9 京華スクエア
【時期】
9月
【種類】
踊り
【概要】
 京橋七の部連合町会が主催して行われる盆踊り大会。
 会場となる京華スクエア前のスズラン通りは交通規制が行われ、多くの屋台が出店して賑わう。焼き鳥やフランクフルト、生ビールなどが楽しめ、地域住民だけでなく近隣で働く人々も大勢訪れる。
 この大会の特徴は、東京音頭や炭坑節といった定番の盆踊り曲に加え、「大江戸八丁堀音頭」や「ホームラン音頭」といった地域にちなんだ個性的な曲も踊られる点。また、雨天時には敷地内の体育館で踊れるため、天候に左右されずに楽しめるのも魅力。最終日には提灯の電気が消され、花火が打ち上げられる恒例のフィナーレも人気を集める。

おわら風の盆 9月富山県富山市のお祭り

胡弓が奏でる哀調、編笠姿の踊り手たちが越中八尾の路地を行き過ぎる。大人向けの落ち着いた北陸の盆踊り。

おわら風の盆
【場所】
富山県富山市八尾地区
【時期】
9月1-3日
【種類】
踊り
【概要】
 越中おわら節にあわせて踊り手たちが優雅に舞う伝統的な祭り。この祭りの起源は江戸時代に遡り、五穀豊穣を祈り、また台風からの風の被害を鎮める「風祭り」として始まった。
 最大の特徴は、哀愁を帯びたおわら節の地方(じかた)の調べと、揃いの浴衣や編笠をかぶった男女が、提灯の灯りの下、洗練された踊りを披露する姿。特に、編笠で顔を隠すことで生まれる幻想的な雰囲気と、しっとりとした踊りは多くの人々を魅了する。
 地域ごとの「町流し」では、それぞれの町の特色ある踊りが披露され、八尾の町並みを幽玄な世界に変える。11の町それぞれに支部があり、それぞれのルート、独自の輪踊り・街流しがある。
 夜の提灯の明かりの中で踊られる「月見踊り」は、おわら風の盆の真髄とも言える。

雷門盆踊り 夢灯篭 9月東京都台東区のお祭り

雷門の目の前で、スカイツリーを見上げながら踊る盆踊り。アンコール曲は波乗りジョニー。

雷門盆踊り 夢灯篭
【場所】
東京都台東区雷門 浅草寺雷門前
【時期】
9月中旬
【種類】
踊り
【概要】
 浅草のシンボルである雷門を背景に、幻想的な盆踊りが繰り広げられる。
 雷門盆踊り 夢灯篭は9月東京都台東区の雷門の目の前で、開催される盆踊り大会。
 路地ではさまざまな表情の着物姿の美人画が描かれた約2メートルの絵どうろうが飾られる。スカイツリーを見上げられるロケーションで、東京音頭、大東京音頭、たいとう音頭、波乗りジョニーなど東京らしい曲目で盆踊りが行われる。
 地域住民だけでなく国内外からの観光客も多く訪れ、国際色豊かな交流の場ともなっている。日本の夏の伝統文化と現代的な要素が融合した、唯一無二の盆踊り体験ができる。

浅草サンバカーニバル 9月東京都台東区のお祭り

浅草の夏を締めくくる北半球最大のサンバカーニバル。バテリア隊、ダンサー、アレゴリア(山車)が浅草の町を練り歩く。

浅草サンバカーニバル
【場所】
東京都台東区浅草 馬道通り-雷門通り
【時期】
9月中旬
【種類】
踊り
【概要】
 1981年に始まり、本場ブラジルのリオのカーニバルを思わせる華やかさと熱気で知られている。
 このカーニバルの最大の見どころは、煌びやかな衣装をまとったサンバチームによるパレード。各チームはテーマに沿ったフロートや楽器隊、ダンサーが一体となり、浅草の街を練り歩く。その情熱的な踊りとサンバのリズムは、観客を魅了し、浅草は一日中、熱狂的なお祭りの雰囲気に包まれる。
 単なるイベントではなく、浅草の夏の風物詩として地域に深く根付いており、多くの人々がその開催を心待ちにしている。

 以上 踊りのお祭りでした。日本にはまだまだ面白いお祭りがいっぱい。種類の違うお祭りもご紹介していますのでぜひご覧ください。

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ぽちゃま
 休日にお祭を追いかけながら旅を楽しんでいるぽちゃまです。元々旅が大好きな私ですが、お祭に合わせて旅をするとその旅がもっと豊かになる。そのことに気づき、多くの方にシェアしたくてこのブログを始めました。このブログによってあなたの旅がもっと楽しく、豊かになれば幸いです。