雨を止めるために行われる大田区の奇祭。道行で龍(水神)を喜ばせ、舞台上で龍を鎮めるために獅子舞を行う。
目次
旅の始まり 大森町駅
始まりは大森町駅からです。
まずはこのあたりで大人気のカレー屋さんに向かいましょう。
昼飯屋
住所 | 〒143-0015 東京都大田区大森西5丁目10−10 |
電話 | 070-3270-2024 |
HP | https://www.hirumeshiya1.com/ |
営業時間 | 11:00-14:00 |
定休日 | 月・火曜日 |

こちらが昼飯屋さん。
はなれの梅林と書かれていますがそれは夜のお店。お昼は昼飯屋さんです。
無化学調味料・砂糖不使用・グルテンフリーにこだわったカレー屋さんです。

ここでは20種類のスパイスを使った本格的なカレーが楽しめます。
今回はお魚と海苔のカレーをオーダー。
なんと大森のこのあたりは海苔養殖発祥の地なんです。
水止舞

お腹が満たされたら大田区立大森第一小学校前の交差点に向かいましょう。
水止舞の関係者たちが準備を進めていました。

こちらはわらで編んだ龍(水神)。
雌雄2匹の龍が作られます。

この中にほら貝を吹く者が中に入ります。
これだけでも不思議ですね。

まずは記念撮影をしてほら貝を吹きます。
いよいよ始まりますよ~。

龍(水神)とほら貝を吹く者は横になってひたすらほら貝を吹きます。

そしてその龍(水神)や周辺めがけて大量の水がまかれます。
みんなびしょびしょです。

道の所々にはこのようにかける水がためられています。
バケツを使ってこの水が威勢よくかけられます。
まるで集団でいじめているかのように見えますがそうではありません。
龍(水神)が高らかに雄叫びを上げているのです。

移動はこのように男たちが龍を持ち上げて進みます。
この画がなんともシュール。

そしてまたひたすらほら貝を吹きます。
まさに奇祭ですなぁ。

終始バシャーと大量の水がかけられます。
思った以上の水量です。見ている人はカッパや着替えの準備は必須です。

この龍に続くのは少年少女の警固、

笛師連の方々、

花籠、3匹の獅子が続きます。
キャラクターが豊かで見ごたえがあるなぁ。

目的地の厳正寺に到着しました。
境内では舞台が設けられています。

龍(水神)はここで体を解かれます。
龍(水神)の第2形態ですね。
ここで花籠二人を従えた赤い面の雌獅子と黒い面の若獅子・雄獅子の3匹の獅子が舞いを披露します。

この舞いはもともとは雨を止めるために龍(水神)に「水止」の祈祷を捧げたものです。

雨乞いはよく聞きますが、逆の雨を止めるための祈りの行事は珍しいですよね。

舞いはたっぷり30分ほど行われます。
途中舞い手が変更しますのでその際に休憩もできますよ。
笛や唄に合わせて舞う姿。
いつまでも引き継ぎたい貴重な舞いだなぁ。
旅の終わり 大森町駅
人気の本格的なカレーで元気をつける。道行で龍(水神)を喜ばせ、舞台上で龍を鎮めるために獅子舞を行う。奇祭感を十分に味わえる水止舞のまつりとりっぷです。
旅のまとめ
① 旅の始まり 東京都 大田区 大森町駅
↓(徒歩3分)
② 東京都 大田区 昼飯屋
↓(徒歩8分)
③ 東京都 大田区 水止舞
↓(徒歩9分)
④ 旅の終わり 東京都 大田区 大森町駅
祭情報
水止舞 | |
![]() | 【場所】 厳正寺 〒143-0012 東京都大田区大森東3丁目7−27 |
【時期】7月第2日曜日 | |
【種類】獅子 | |
【概要】 古くから水害に悩まされてきた地域で、雨乞いと雨止めの両方を祈る珍しい民俗芸能。 前半の「道行」では、藁で作られた龍に若者が入り、法螺貝を吹きながら水を浴びせられ、雨乞いの様子を表現する。。 後半は厳正寺の境内に舞台を移し、3匹の獅子が笛や唄に合わせて舞を奉納する。これは、雨を鎮め、止めることを祈願するもの。 この独特な儀式は、都の無形民俗文化財に指定されている。 |
東京都のお祭りカレンダーはこちら

7月のお祭りはこちら



獅子のお祭りはこちら



お祭り年間スケジュールはこちら



