火のお祭り

 お祭りにおける「火」は神聖なものとして松明や送り火、火渡りなど様々な方法で扱われて見ている私たちも不思議とその魅力にひかれ見入ってしまうものです。今回はそんな火のお祭りをご紹介します。

大磯の左義長 1月神奈川県中郡大磯町のお祭り

高さ8メートルの「サイト」に火をつけ1年の家内安全や無病息災を祈る、大磯の年初め。

大磯の左義長-サイト点火2
名称大磯の左義長
概要大磯の浜辺に9つの円錐型のサイトが作られ、日が暮れるとその年の恵方に火をつける。この火で団子を焼いて食べると風邪をひかない、燃やした書き初めが高く舞い上がると腕が上がるなどと言われている。若い衆が裸になって海の中に入り、浜方と陸(おか)方に分かれて綱を引き合う、ヤンナゴッコも見どころ。
開催場所神奈川県中郡大磯町北浜海岸
時期1月中旬
問合せ大磯町 産業環境部 産業観光課 観光推進係
〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯1023
TEL:0463-61-4100(内線:334)
参考大磯町観光情報サイト イソタビドットコム

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高尾山火渡り祭 3月東京都八王子市のお祭り

白装束の修験者たちがくすぶる火の上を裸足で歩き渡る荒行。

なで木
名称高尾山 火渡り祭
概要修験者の修行を通じてご本尊である飯縄権言(いづなごんげん)の衆生救済(しゅじょうくさい)のご利益を受ける高尾山薬王院の年中行事。山積みになった護摩木(なで木)を火中に投げられ、火が鎮まると修験者達がくすぶる灰の上を素足で歩き渡る荒行。
開催場所〒193-0844 東京都八王子市高尾町2390 高尾山薬王院 自動車祈祷殿広場
時期3月の第2日曜日
問合せ高尾山薬王院
〒193-8686 東京都八王子市高尾町2177
TEL:042-661-1115(受付時間 9:00~16:00) FAX:042-664-1199
参考祭りを旅する①関東甲信越編 日ノ出出版株式会社 西山哲太郎
高尾山薬王院公式ホームページ

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曽我の傘焼きまつり 5月神奈川県小田原市のお祭り

傘を燃やして松明にしたという「曽我兄弟」の故事にちなんだお祭り。願いを込めて傘を燃やす。

名称曽我の傘焼きまつり
概要日本三大仇討ちのひとつとして数えられる「曽我物語」の曽我十郎・五郎兄弟が父の仇を討つ際に、傘を燃やして松明にしたという故事にちなんだお祭り。
人形芝居、松明行列が行われた後、 梅の里センター 駐車場にて傘焼きが行われる。
曽我の里において愛され大切に守り伝えられてきた伝統ある祭り。
開催場所〒250-0205 神奈川県小田原市曽我別所807番地17 小田原市梅の里センター
時期5月中旬
問合せ曽我兄弟遺跡保存会
参考小田原・曽我の傘焼きまつり 曽我兄弟遺跡保存会

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御神火祭 5月栃木県那須郡のお祭り

白面金毛九尾狐太鼓と大松明(御神火)が創る狐空間。山の怒りを鎮めるために始まった火祭り。

御神火祭3
名称御神火祭
概要松明を持った100名の白装束の行列が那須温泉神社から殺生石まで行列し、大松明(御神火)へ火をつける。暗闇の中、大松明(御神火)の炎が大きく燃え盛り、那須高原に古くから伝わる白面金毛九尾の狐太鼓が演奏される。
開催場所〒325-0301
栃木県那須郡那須町湯本 殺生石
時期5月下旬
問合せ一般社団法人 那須町観光協会
〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本182
TEL:0287-76-2619
参考一般社団法人 那須町観光協会
とちぎ旅ネット

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吉田の火祭り 8月山梨県富士吉田市のお祭り

山じまいを告げる大松明が富士吉田の街を照らす。不思議な高揚感が沸く日本の三奇祭。

名称北口本宮富士山浅間神社鎮火祭(吉田の火祭り)
概要大神輿、富士御影が御旅所に到着すると、沿道に並べられた直径90㎝、高さ3メートルの大松明に火がいっせいに点火され、あたり街中は火の海と化す。富士山が噴火しないようにという祈りを込めた鎮火の祭りとも言われているが現在は富士山の山じまいとともに、1年間の富士登山の無事を感謝する意味合いが強い。
開催場所山梨県富士吉田市 北口本宮富士山浅間神社~参道
時期8月26-27日
問合せ(一財)ふじよしだ観光振興サービス
TEL:0555-21-1000 FAX:0555-21-1001
参考祭りを旅する①関東甲信越編 日ノ出出版株式会社 西山哲太郎
日本三奇祭 吉田の火祭り

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おかがら火 11月東京都国立市のお祭り

薪で組まれた2つの山に点火し、その炎の高さを競う。悪い病気にかからないと伝えられるおかがら火。

おかがら火3
名称おかがら火
概要谷保天満宮 本社拝殿の前に高さ3メートル程の2基のマキの山を積み、18時に一斉に点火する。 炎の高さを競い御神木の転倒を防ぎ合う、関東における奇祭の1つと言われる。養和元年(1181年)11月3日に天神島から現在の地に谷保天満宮が遷座した際、その残木を神前で焚き上げたことか ら始められ、おかがら火にあたると悪い病気にかからないと言い伝えられている。当日、並行して、うそ替え神事も行われる。
開催場所〒186-0011 東京都国立市谷保5209
時期11月3日
問合せ谷保天満宮社務所
〒186-0011 東京都国立市谷保5209
TEL:042-576-5123
参考交通安全発祥と学業の神 谷保天満宮

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松明あかし 11月福島県須賀川市のお祭り

長さ10メートル、重さ3トンもの巨大な大松明約30本が須賀川の夜空を焦がす。400年以上の歴史を誇る日本三大火祭りのひとつ。

松明あかし4
名称松明あかし
概要今から400年以上前の天正17年、伊達政宗率いる軍が須賀川を攻め落とした合戦で戦死した多くの人々の霊を弔うために始められたとされている。長さ10メートル、重さ3トンもの巨大な大松明を、市内目抜き通りから会場の五老山まで若者が担いで練り歩き、山頂に立てられた後、約30本の本松明や仕掛松明とともに火がつけられる。昔は、旧暦の十月十日に行なわれていたが今では、11月の第2土曜日に、戦死者の鎮魂の想いと、先人への感謝の気持ちを込め五老山で行なわれている。
開催場所〒962-0866 福島県須賀川市栗谷沢 須賀川市翠ヶ丘公園内 五老山周辺
時期11月の第2土曜日
問合せ松明あかし実行委員会事務局(須賀川市観光交流課内)
TEL:0248-88-9144
参考福島県観光情報サイト「ふくしまの旅」[公式]

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 以上火のお祭りでした。日本にはまだまだ面白いお祭りがいっぱい。 種類の違うお祭りもご紹介していますのでぜひご覧ください。

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