祭の種類

行列のお祭り

ぽちゃま

日本のお祭りには踊ったり、火を用いたり、飾ったり、獅子や龍を用いたりと様々な種類がありますが、人々が列をなして歩く行列のお祭りもあります。そんな行列のお祭りをご紹介します。
詳細記事はリンクをクリックしてご覧ください。

平笠裸参り 1月岩手県八幡平市のお祭り

寒さ厳しい岩手の冬。験竿(けんざお)を手に、無病息災、五穀豊穣を祈る女性の荒行。

平笠裸参り
【場所】
〒028-7100 岩手県八幡平市平笠・宮田神社~八幡平市大更・八坂神社
【時期】1月8日
【種類】行列
【概要】
 白装束に身を包んだ人々が、冷水で身を清め、無病息災、家内安全、五穀豊穣を祈願して市内を練り歩く。
 参加者は冷水で水ごりをとり、神前で拝詞を唱え、午前9時に宮田神社を出発。裸祭り保存会会長、神官、のぼり、お賽銭、燭台、お供え、御神酒、験竿と鈴を手にした女性が順に列に従う。
 元々は岩手山の噴火鎮静を祈願した男性の行事だったが、戦時中に男性が出征したため、その無事を祈る女性たちが引き継いだ。現在では、女性が中心となり、口に紙をくわえ、頭にサラシを巻き、腰に白い腰蓑をつけ、験竿と鈴を持ちながら約8キロの道のりを歩く。
 寒空の下、白装束の一団が黙々と歩く姿は厳かで、全国的にも珍しい女性の荒行として知られている。沿道の人々も温かい声援を送る、地域に根付いた冬の風物詩。

雷の大般若 2月東京都江戸川区のお祭り

無病息災を願い女装をした男衆が葛西周辺を駆け巡る。結核にかかった妹を救うために兄が走る葛西の奇祭。

雷の大般若
【場所】
真蔵院
〒134-0084 東京都江戸川区東葛西4丁目38−9
03-3680-4853
【時期】2月最終日曜日
【種類】行列
【概要】
 白粉と紅を塗り女装した男たちが、大般若経600巻のはいった経箱を担ぎ、地域を駆け巡り厄除け札を配る。
 江戸時代末期にコレラが流行した際、真蔵院の和尚が大般若経を背負って村を回ったところ、被害がなかったことが起源とされている。また、結核の妹のために兄が女装して厄払いをしたという説もある。
 現在では、女装した青年たちが無病息災を願い、約500軒の氏子宅を回る。沿道には見物客も多く、独特の賑わいを見せる奇祭。江戸川区の無形民俗文化財。

祭頭祭 3月茨城県鹿嶋市のお祭り

色鮮やかな衣装を着た囃人が鹿島神宮の参道を練り歩く。元気よく樫棒を組んで鹿嶋に春の訪れを告げる。

祭頭祭
【場所】
鹿島神宮 境内及び大町通り・仲町通り周辺
【時期】
3月9日
※3月9日が平日の場合、3月9日直後の土曜日
 3月9日が土曜日の場合、土曜日(当日)
 3月9日が日曜日の場合、日曜日(当日)
【種類】行列
【概要】
 五穀豊穣と天下泰平を祈る祭事で国の重要無形民俗文化財にも指定されている。
 祭りの主役は「囃人」と呼ばれる若者たちで、2本の棒を打ち鳴らし、独特の節回しで歌いながら、氏子地区から大鳥居をくぐり、鹿島神宮を目指す。その年の干支にちなんだ飾りをつけた花笠をかぶり、色鮮やかな衣装をまとい、威勢の良い歌と踊りで神宮境内を練り歩く。
 夕方には、楼門前で「押しくらまんじゅう」に似た激しいぶつかり合いを演じ、祭りの熱気は最高潮に達します。勇壮で華やかな祭りとして知られ、多くの観光客で賑わう。

2024年祭頭祭リーフレット
2024年祭頭祭交通規制図

築地本願寺 はなまつり 4月東京都中央区のお祭り

4月8日のお釈迦さまのお誕生日をお祝いする。ちびっこ達が築地本願寺周辺を練り歩くお誕生日会。

築地本願寺 はなまつり
【場所】
築地本願寺 〒104-8435 東京都中央区築地3丁目15−1
【時期】4月8日前後
【種類】行列
【概要】
 お釈迦様の誕生日である4月8日を祝う行事。稚児行列や灌仏会(かんぶつえ)などの伝統的な儀式が行われる。稚児行列では、衣装をまとった子供たちが境内や周辺を練り歩き、その健やかな成長を願う。
 境内には飲食の屋台が出店したり、ステージで音楽や舞踊などのアトラクションが披露されたりするなど、お祭り気分を楽しめる催しが多数用意される。お子様向けの体験コーナーもあり、家族で楽しめるイベントとして親しまれている。仏教徒だけでなく、誰もが気軽に楽しめる賑やかなお祭り。

御柱祭 上社 山出し祭 4月/5月長野県諏訪市のお祭り

約10トンの巨木を山から里へ勇敢な男たちが曳き落とす7年に1度の大祭。コロナ禍の影響を受け今回はトレーラーで運搬。

式年造営御柱大祭(御柱祭)

【場所】
〒392-0015 長野県諏訪市中洲宮山1 諏訪大社 上社本宮
〒391-0013 長野県茅野市宮川2030 諏訪大社 上社前宮
〒393-0092 長野県諏訪郡下諏訪町大門193 諏訪大社 下社春宮
〒393-0052 長野県諏訪郡下諏訪町 5828 諏訪大社 下社秋宮
【時期】
上社 山出し祭は4月上旬 里引き祭は5月上旬
下社 山出し祭は4月中旬 里引き祭は5月中旬
【種類】行列
【概要】
 7年に1度寅と申の年に行われる日本三大奇祭の一つで正式名称は「式年造営御柱大祭」。八ヶ岳山麓・霧ケ峰から16本のモミの木を切り出し諏訪大社の上社本宮、上社前宮、下社秋宮、下社春宮の4宮の四隅に1本づつ建てる。
 上社と下社それぞれに山出し祭と里引き祭がありそれらをまとめて御柱祭と言う。
山中から選ばれたモミの巨木にまたがり急斜面を100mほど滑り落ちる「木落とし」や、御柱に乗って川を渡る「川越し」が大きな見どころ。諏訪地方の住民が参加し、勇壮な祭りが繰り広げられる。

御柱祭 下社 山出し祭 4月/5月長野県諏訪市のお祭り

約10トンの巨木を山から里へ勇敢な男たちが曳き落とす7年に1度の大祭。

式年造営御柱大祭(御柱祭)

【場所】
〒392-0015 長野県諏訪市中洲宮山1 諏訪大社 上社本宮
〒391-0013 長野県茅野市宮川2030 諏訪大社 上社前宮
〒393-0092 長野県諏訪郡下諏訪町大門193 諏訪大社 下社春宮
〒393-0052 長野県諏訪郡下諏訪町 5828 諏訪大社 下社秋宮
【時期】
上社 山出し祭は4月上旬 里引き祭は5月上旬
下社 山出し祭は4月中旬 里引き祭は5月中旬
【種類】行列
【概要】
 7年に1度寅と申の年に行われる日本三大奇祭の一つで正式名称は「式年造営御柱大祭」。八ヶ岳山麓・霧ケ峰から16本のモミの木を切り出し諏訪大社の上社本宮、上社前宮、下社秋宮、下社春宮の4宮の四隅に1本づつ建てる。
 上社と下社それぞれに山出し祭と里引き祭がありそれらをまとめて御柱祭と言う。
山中から選ばれたモミの巨木にまたがり急斜面を100mほど滑り落ちる「木落とし」や、御柱に乗って川を渡る「川越し」が大きな見どころ。諏訪地方の住民が参加し、勇壮な祭りが繰り広げられる。

浮羽おくんち 4月福岡県うきは市のお祭り

600年以上前から続くうきはの祈願祭。二人一組で槍を投げる毛槍が力強く行われる。

浮羽おくんち
【場所】
賀茂神社
〒839-1408 福岡県うきは市浮羽町山北1
【時期】4月11日
【種類】行列
【概要】
 五穀豊穣と無病息災を願って行われる伝統行事。山北地区の賀茂神社で神事と浦安の舞が奉納された後、隈上正八幡宮との間を、振毛槍や子ども楽、稚児などが連なる華やかな行列が往復する。
 沿道からは盛んな声援が送られ、賀茂神社の境内には多くの露店が並び賑う。特に、大人と子どもで構成された「毛槍」は、槍を投げる古い様式で、力強い動きが見どころ。奉納剣道大会なども行われ、地域内外から多くの人々が訪れる。

伊倉南北八幡宮春季大祭 4月熊本県玉名市のお祭り

若い娘たちが宮参りする練り嫁行列(ねろみゃー)。娘を人身御供として差し出した言われから始まる行列行事。

伊倉南北八幡宮春季大祭
【場所】
伊倉南北両八幡宮
【時期】4月中旬の日曜日
【種類】行列
【概要】
 この祭りの最大の特徴は、別名「ねり嫁まつり」とも呼ばれる「練り嫁行列(ねりみゃー)」。美しく着飾った年頃の女性や稚児たちが、太鼓や笛の音に合わせて伊倉の町をゆっくりと練り歩き、両八幡宮へ参詣する。
 この行列は、かつてこの地域で祭りの際に若い娘を怪物に人身御供として差し出していたという言い伝えに由来するとされている。山法師が怪物を退治して以来、若い娘たちが感謝の気持ちを込めてお宮参りをするようになったのが始まりとされている。
 現在では、当番となった地区の幅広い年齢の女性が参加し、華やかな衣装を身につけて行列に加わる。沿道には多くの見物客が集まり、春の伊倉を彩る風物詩となっている。行列の後には、子供神輿や神楽の奉納なども行われ、境内は賑わいを見せる。

大野の送神祭 4月埼玉県比企郡ときがわ町のお祭り

疫病神、はやり神を追い払い、埼玉の山里に春を告げる神事。

大野の送神祭
【場所】
大野神社 〒355-0366 埼玉県比企郡ときがわ町大野330−2
【時期】4月第2日曜日
【種類】行列
【概要】
 江戸時代の天明の飢饉で疫病が流行した際、信州で行われていた神事を取り入れて悪疫退散を願って始まったとされている。疫病神、はやり神を村境に追いながら山里に春を呼ぶ埼玉県では珍しい神事。埼玉県指定無形民俗文化財にも指定されており、山里に春の訪れを告げる神事として知られている。
 祭りでは、笛や太鼓の音色に合わせて神主や和紙でできた神輿、「悪魔送神祭」や「大野神社御祭禮」と書かれている小籏の行列が村境まで練り歩き、最後に神輿に刀を刺すことで厄病を封じ込めるという、全国的にも珍しい儀式が執り行われる。地域の人々が一体となって伝統を継承している祭り。

小田原北條五代祭り 5月神奈川県小田原市のお祭り

北条五代歴代城主を模した武者たちが小田原市内を練り歩く。総勢1,600名の大行列。

小田原北條五代祭り
【場所】
小田原市内
【時期】5月3日
【種類】行列
【概要】
 戦国時代に小田原城を拠点に関東にその勢力を広げた後北条氏五代を称え偲ぶ祭りとして、1960年の小田原城天守閣復興を機に始まった。
 最大の見どころは、北条氏歴代城主や家臣などに扮した総勢1,700名もの勇壮な武者行列で、小田原城址公園から市内を練り歩く。武者行列に加え、吹奏楽隊や神輿も加わり、街全体がお祭り一色になる。毎年、北条氏にゆかりのある有名人がゲストとして招かれることも特徴の一つ。
 単なる観光行事ではなく、地元の歴史と文化を大切にする小田原市民の誇りが詰まった行事であり、多くの観光客を魅了している。

牛嶋神社大祭 9月東京都墨田区のお祭り

お牛様が曳く鳳輦が東京下町を巡行する。5年に一度、牛嶋神社の大祭。

牛嶋神社大祭
【場所】
牛嶋神社 〒131-0033 東京都墨田区向島1丁目4−5
その周辺
【時期】
9月中旬
【種類】
行列
【概要】
 牛嶋神社で行われる例大祭で5年に一度は「大祭(本祭り)」として盛大に執り行われる。
 牛が曳く鳳輦(牛車)を中心に手古舞、稚児などが加わった古式ゆかしい行列が、広大な氏子エリアを全行程約35キロメートルにわたって巡行される神幸祭が2日間をかけて行われる。
 神幸祭2日目の夕方には「東京スカイツリーソラマチひろば」で「世界平和祈願祭」が執り行われる。
 最終日の日曜日には、関東大震災や空襲の難を免れた名工の巧みな技術が活きた逸品も多く存在している、墨田区内の氏子各町約50基の大神輿が3組に分かれて集結し、牛嶋神社へ向かって渡御される連合神輿宮入が盛大に行われ、祭りは最高潮を迎える。
 期間中は、各町会で子供神輿や山車の巡行、夜店、奉納踊りなども催され、地域全体が祭りの熱気に包まれる。本所地区の総鎮守である牛嶋神社の、歴史と伝統を感じさせるお祭り。

面掛行列 9月神奈川県鎌倉市のお祭り

爺、鬼、天狗、火吹き男など、10種類の面をかぶった男達が練り歩く鎌倉の奇祭。

面掛行列
【場所】
御霊神社(権五郎神社) 〒248-0021 神奈川県鎌倉市4 鎌倉市坂ノ下4−9
【時期】
9月18日
【種類】
行列
【概要】
 疫病退散や五穀豊穣を願う祭礼で神奈川県の無形民俗文化財。
この行列では、神社の氏子たちが爺(じい)、鬼(おに)、異形(いぎょう)、鼻長(はななが)、烏天狗(からすてんぐ)など、10種類の面を被った人が古装束を身につけて練り歩く。特にユニークなのは、行列の途中で面をつけた人々が互いに顔を見せあったり、観客に話しかけたりする場面があること。
 また、別名「はらみっと祭」とも言われ「おかめ」のお腹に触れると安産祈願となると言われている。
 鎌倉時代から続く歴史を持つとされ、地域の人々にとっては欠かせない大切な祭りとなっている。

ほろかけ祭り 9月埼玉県川越市のお祭り

「ヨイショ!」の掛け声に合わせてピンクのホロがクルクルと回転する。少年の成長と五穀豊穣を祈う埼玉県指定の無形民俗文化財。

ほろかけ祭り
【場所】古尾谷八幡神社 〒350-0002 埼玉県川越市古谷本郷1408
【時期】9月敬老の日の前日
【種類】行列
【概要】
 少年の成長と五穀豊穣を願う伝統的なお祭り。
 見どころは、小学生の男子が「ホロ」と呼ばれる、36本の竹ひごにピンク色の紙花をあしらった重い笠を背負い、神輿に供奉して練り歩く「お練り」。ホロの重さはかなりのもので、子供たちは「よいしょーっ」という掛け声に合わせてホロを揺らし、鈴の音を響かせながら独特の足取りで進む。この行事は、氏神に対する氏子入りの儀式であり、古くは元服式の意味合いも持つ。多くの見物客で賑わい、地域の歴史と文化を伝える貴重な神事で埼玉県指定無形民俗文化財にもなっている。 

藤崎八旛宮例大祭 9月熊本県熊本市のお祭り

飾り馬が熊本市内を闊歩する。1000年の歴史を持つ熊本の大祭。

藤崎八旛宮例大祭
【場所】
熊本総鎮守 藤崎八旛宮 〒860-0841 熊本県熊本市中央区井川淵町3−1
【時期】9月の第3月曜日をその最終日とする5日間
【種類】行列
【概要】
 「随兵(ずいびょう)行列」と「飾り馬(かざりうま)奉納」が中心となる。特に「飾り馬」は、勢子(せこ)と呼ばれる参加者が「ドーカイ、ドーカイ」の掛け声とともに馬を追う、勇壮で活気に満ちた姿が名物。
 この祭りは約1000年の歴史を持つ伝統行事で、地域住民だけでなく多くの観光客も訪れる。馬を追う様子から「ボシタ祭り」とも呼ばれていたが、差別的な意味合いがあるとして現在は公式には使用されていない。神聖な祭礼でありながら、市民が一体となって盛り上がる、熊本を代表する秋の風物詩。

令和7年藤崎八旛宮例大祭道順

谷保天満宮例祭  9月東京都国立市のお祭り

十数基の花万灯が谷保駅に大集合。力自慢の男たちが谷保天満宮に向かって花万灯を優雅に回す。

谷保天満宮例祭
【場所】
谷保天満宮 〒186-0011 東京都国立市谷保5209
谷保駅周辺
【時期】9月下旬
【種類】行列
【概要】
 五穀豊穣を願う秋の例大祭。見どころは平安時代から伝わる国指定無形民俗文化財「古式獅子舞」と、重さ100kgを超える色鮮やかな「万灯行列」。
 万灯行列は各町会から一基ずつ参加し、子ども万灯も数基加わり 約12~13基が谷保駅ロータリーから谷保天満宮境内まで約2時間にわたり浴衣姿の男衆によって勇壮に練り歩く。
 また、宵宮には氏子が提灯を持って参集し、高張提灯などを先導に本殿の周りを巡る神事も行われる。地域全体が一体となって盛り上がる、活気に満ちた伝統的なお祭り。

【2023年】
● 9月15日(金)獅子迎えの儀 
● 9月23日(土)20:00- 獅子舞宵宮参り 古式獅子舞(宵宮参り終了後)
● 9月24日(日)12:00- 万灯行列  15:00- 古式獅子舞

御会式 10月東京都大田区のお祭り

日蓮聖人が御入滅された日に行う、3,000人もの万灯練行列。

御会式
【場所】
池上本門寺 〒146-8576 東京都大田区池上1丁目1−1
【時期】
10月11-13日
【種類】
行列
【概要】
 日蓮聖人の命日(10月13日)に合わせて毎年10月11日から13日に行われる、日蓮宗最大の報恩法要。
 特に12日の夜に行われる「万灯練行列」が有名。桜の花で飾られた高さ数メートルの万灯を中心に、池上徳持会館から本門寺までの約2キロにわたって、総勢約三千人もの万灯練行列が池上の町を練り歩く。その日は深夜にいたるまで賑やかな一日となる。
 この幻想的な行列には毎年30万人以上の参拝者が訪れ、境内や周辺には多数の露店が立ち並び、お祭りムードに包まれる。江戸時代から続く伝統的な行事で、俳句の秋の季語にもなるほど、その歴史と賑やかさで知られている。

箱根の大名行列 11月神奈川県足柄下郡箱根町のお祭り

「下に下に」と、総勢約170人の大名行列が旧東海道を練り歩く。紅葉の美しい時期に行われる江戸時代の華やかな参勤交代。

箱根の大名行列
【場所】
神奈川県足柄下郡箱根町
【時期】11月3日
【種類】行列
【概要】
 江戸時代の参勤交代を再現した伝統的なお祭り。
行列は、小田原藩11万3千石の格式にならい、総勢約170名が江戸時代の衣装を身につけて練り歩く。奴(やっこ)が毛槍や挟み箱を持って「下に~、下に~」と声を上げ、大名駕籠や腰元衆が続き、当時の華やかな時代絵巻を彷彿とさせる。また、小田原北條鉄砲衆による火縄銃の空包射撃も披露され、その迫力は見どころの一つ。
 この祭りは1935年(昭和10年)の温泉博覧会をきっかけに始まり、太平洋戦争による中断を経て、戦後に復活した。現在では箱根の秋の風物詩として、多くの観光客を魅了している。

赤穂義士祭 12月東京都港区のお祭り

忠義を尽くして散っていった赤穂義士が泉岳寺周辺を練り歩く。日本人が大好き、忠臣蔵のお祭り。

赤穂義士祭
【場所】
泉岳寺 〒108-0074 東京都港区高輪2丁目11−1
【時期】12月14日
【種類】行列
【概要】
 元禄15年(1702年)に吉良邸に討ち入りを果たした赤穂浪士の偉業を称えるお祭り。
 当日は多くの参拝客が訪れ、義士たちが眠る墓前に焼香し、その忠義を偲ぶ。また、義士に扮した行列が練り歩く「義士行列」や、さまざまな露店が出店するなど、賑やかな雰囲気となる。歴史と文化を感じられる、師走の風物詩として多くの人々に親しまれている。

 以上行列のお祭りでした。日本にはまだまだ面白いお祭りがいっぱい。種類の違うお祭りもご紹介していますのでぜひご覧ください。

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 休日にお祭を追いかけながら旅を楽しんでいるぽちゃまです。元々旅が大好きな私ですが、お祭に合わせて旅をするとその旅がもっと豊かになる。そのことに気づき、多くの方にシェアしたくてこのブログを始めました。このブログによってあなたの旅がもっと楽しく、豊かになれば幸いです。