五穀豊穣を祈る阿蘇の祭り。神々が稲の生育状況をご覧になる。
目次
旅の始まり 宮地駅
始まりは宮地駅からです。
歩いて阿蘇神社に向かいましょう。
阿蘇神社 御田祭

阿蘇神社は2000年以上の歴史がある古社です。
全国に約500社ある「阿蘇神社」の総本社なんですよ。

まずは本殿で神事が執り行われます。
一般の方も参加できますよ。

こちらは宇奈利(うなり)と呼ばれる白装束の女性です。
この祭りで注目を集めるのはこの方々。
確かにかなり姿がとんがってますなぁ。

宇奈利の頭の上のものは唐櫃(からびつ)と呼ばれています。
神様への感謝と豊作を願う気持ちが込められた、神聖な供物なんです。
そのおかげか、このあたりの米はうまいんだよなぁ。

出発時間が近づくとお馬さんたちが集合しました。
関係者はじめ見物人もそわそわし始めます。

宇奈利さんたちが門を出発し、

約200人の神幸行列が始まります。

宇奈利さんたちに続いて、こちらは男性陣、獅子と言います。
合計 16 人で、雄獅子と雌獅子に分かれます。

お馬様にのっているのは早乙女。
地元の小学生が担当します。

このように様々な役割をもった方が行列に参加しますが、
やっぱり宇奈利さんたちが一番周りの注意をひきますね。

一行はゆっくりと町を練り歩きます。

馬さんもまじかに見ることができますよ。

ご迷惑をかけないようにゆっくりとついて行きましょう。

背中にさすうちわがとっても粋ですね。

この日はとっても天気が良かったので、絵になる写真がたくさん撮れました。

宇奈利さんの頭上の唐櫃(からびつ)は重いので休憩時間が必要です。
こうして塀の上に置いて一休みです。

御田祭は稲の育ち具合を神様にご覧いただくことで、秋の豊
作を祈願するものです。
なるほど今年も美味しいお米がとれると良いですね。

こちらは田植え人形。
田男、作牛、田女の3体があります。

一行が御仮屋(神輿が一時的に滞在する場所)に到着すると宇奈利さんは何やら作っている様子。

そしてお供物が用意されました。

お神輿も御仮屋に到着しました。

お神輿は全部で4基あります。
まとめてお神輿をみたい方は御仮屋で迎えるのがおすすめです。

田植え人形は御仮屋に設置されました。

そうして御仮屋で神事が執り行われ、

その後、お供物を神職が頂きます。

その後、少しの間休憩です。
皆さん、暑い中お疲れ様です。

この時間で田植え人形やお神輿を近くで見ることができますよ。

さて、ここからとっても面白い神事が行われます。
宇奈利はじめ一行が円形に集合し始めます。

周りでは稲を手に持つ人が増えてきました。

4基のお神輿は集合した一行の周りを回り始めます。

御田祭では実際に田植えは行いません。
このように神輿に向かって稲を投げかけます。
この行為を「田植え」と呼ぶんです。
面白いですね~。

その稲が神輿にたくさん乗れば豊作になると伝えられています。
一般の方も投げることができますよ。

こうして2か所の御仮屋を一行は巡ります。

御仮屋はこのように広場があって一般の方も入ることができます。
迷惑をかけないように見せてもらいましょう。

2つ目の御仮屋でも宇奈利さんは何やら作っている様子。

すると腰につけていました。
どのような意味なのかは分かりませんが、面白いなぁ。

こうして一行は最終的に阿蘇神社に戻ります。
草千里ヶ浜
| 住所 | 〒869-1505 熊本県阿蘇市草千里ヶ浜 |
| 電話 | |
| HP | https://kumamoto.guide/spots/detail/210 |
| 営業時間 | 24時間営業 |
| 定休日 |

せっかく阿蘇に来たなら阿蘇の大自然を楽しみましょう。
訪れたのは草千里ヶ浜。
阿蘇の絶景パノラマが目の前に広がります。

レンズを通すとどうしても伝わりにくいですが、
この絶景は絶対におすすめです。
阿蘇中岳 第1火口
| 住所 | 〒869-2225 熊本県阿蘇市黒川 |
| 電話 | |
| HP | https://kumamoto.guide/spots/detail/210 |
| 営業時間 | 8:30-17:30 |
| 定休日 |

続いては阿蘇中岳 第1火口。
風向きによってはガスが流れ込んで入ることができないエリアです。

でも運よく入れると阿蘇山が今でも生きていることが実感できるポイントです。
自然ってやっぱりすごいなぁ。
旅の終わり 宮地駅
稲の豊作を祈願する阿蘇神社 御田祭を見た後には阿蘇の大自然を満喫する阿蘇神社 御田祭のまつりとりっぷです。
旅のまとめ
① 旅の始まり 熊本県 阿蘇市 宮地駅
↓(徒歩14分)
② 熊本県 阿蘇市 阿蘇神社 御田祭
↓(車25分)
③ 熊本県 阿蘇市 草千里ヶ浜
↓(車8分)
④ 熊本県 阿蘇市 阿蘇中岳 第1火口
↓(車26分)
⑤ 旅の終わり 熊本県 阿蘇市 阿蘇駅
祭情報
| 阿蘇神社 御田祭 | |
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| 【場所】 阿蘇神社 〒869-2612 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083−1 | |
| 【時期】 7月28日 | |
| 【種類】 行列 | |
| 【概要】 国の重要無形民俗文化財に指定されている「阿蘇の農耕祭事」の一つで、五穀豊穣を祈る伝統的な祭り。 阿蘇大明神が阿蘇を開拓し農耕を広めた神徳をたたえるお祭りで、神々が乗る4基の神輿を中心に、白装束の宇奈利(うなり)と呼ばれる女性や早乙女、田植人形など約200人の神幸行列が、青々とした田園を練り歩く。これは神々が稲の生育状況をご覧になる様子を表している。 実際の田植えは行わず、2箇所の御仮屋や神社で、神輿に稲を投げかける「田植」という儀式が行われる。神輿に稲が多く乗るほど豊作になると伝えられており、幻想的な光景は阿蘇を象徴する夏の風物詩として親しまれている。 御田祭 |
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