祭の種類

裸のお祭り

七日堂裸詣り
ぽちゃま

お祭りでは裸で執り行う神事が珍しくありません。寒さ厳しい冬にあえて裸になるお祭りもあるくらいです。そんな裸のお祭りをご紹介します。
詳細記事はリンクをクリックしてご覧ください。

玉取祭(玉せせり) 1月福岡県福岡市のお祭り

裸に締め込み姿の男衆が勢い水を浴びて玉の争奪戦を繰り広げる。室町時代から始まった九州三大祭。

玉取祭(玉せせり)
【場所】
玉取恵比須神社
〒812-0053 福岡県福岡市東区箱崎1丁目27

筥崎宮境内
〒812-0053 福岡県福岡市東区箱崎1丁目22−1
【時期】1月3日
【種類】裸
【概要】
 玉取祭(たまとりまつり)は、「玉せせり」とも呼ばれ、約500年前の室町時代に始まったとされている。昔から盛大かつ厳重に行われている神事。
 木製の玉2つ(陽玉と陰玉)は午後1時の玉洗い式にて祓い清められる。玉は、触れると悪事災難を逃れ幸運を授かると言われており、締め込み姿の男衆競り子は陸組と浜組に分かれ、勢い水を浴びなが陽玉を激しく奪い合う。
 最後に玉を神職に手渡した組によって、その年の豊作・豊漁が占われ、陸組が勝てば豊作、浜組が勝てば豊漁とされている。
 子供たちの玉せせりの後、大人たちの激しい争奪戦が繰り広げられ、多くの見物客で賑わう博多の代表的な正月行事の一つ。長崎くんち、八代妙見祭とともに九州三大祭りの一つに数えられている。

七日堂裸詣り 1月福島県河沼郡柳津町のお祭り

1月7日の夜にふんどし1つの男たちが大鰐口を目指して綱を登る。寒さ厳しい岩手の冬で観覧者を魅了する勇ましい男たち。

七日堂裸詣り
七日堂裸詣り【場所】
福満虚空蔵菩薩 霊厳山圓藏寺
〒969-7201 福島県河沼郡柳津町柳津寺家町甲176
【時期】1月7日
【種類】裸
【概要】
 下帯姿の男たちが、1年の無病息災や家内安全を祈願し、本堂へ続く100段以上の石段を駆け上がる。そして、本堂に吊るされた麻縄をよじ登り、大鰐口と呼ばれる鐘に触れることを目指す。
 雪が舞う極寒の中、男たちが激しく揉み合いながら麻縄を登る姿は勇壮で、多くの観光客を魅了する。この祭りは、只見川に棲む龍神を村人たちが追い払ったという伝説に由来すると言われている。
 男性であれば年齢問わず参加できる。 

破魔弓祭(的ばかい) 1月熊本県玉名郡長洲町のお祭り

無病息災を願って締め込み姿の男衆が、的を巡って奪い合う。金魚の町で860年続く伝統の祭り。

破魔弓祭(的ばかい)
【場所】
四王子神社 〒869-0123 熊本県玉名郡長洲町長洲1273
【時期】1月中旬
【種類】裸
【概要】
 約860年の歴史を持つ祭りで、無病息災や家内安全を願う締め込み姿の男衆が主役となる。
 祭りの起源は、氏子たちがご利益や幸福を得ようと、ご神体を安置した円座を奪い合ったこととされ、「ばかい」とは「奪い合う」という意味の方言。藁や麻で編まれた直径約60cm、重さ約6kgの「的」を巡り、境内や路上、そして最終的には有明海の海中で激しい争奪戦が繰り広げられる。奪い取った的の一部は、各家庭の神棚に供えられ、一年間の健康と除災招福が祈願される。

【2025年】
●10:00 的献納祭 洲埼神社
●11:00 破魔弓三射祭 四王子神社
●11:50 奉納行事(破魔弓太鼓振興会ほか) 四王子神社
●13:00 破魔弓及び的投与祭 四王子神社~長洲海岸

裸ん行 2月福岡県大川市のお祭り

「ワッショイ!ワッショイ!」の掛け声とともに締め込み姿の若者たちが約3キロの道のりを駆け抜ける。邪気退散を願った筑後地方の三大祭り。

裸ん行
【場所】
勅命社 風浪宮 〒831-0016 福岡県大川市大字酒見726-1
【時期】2月10日
【種類】裸
【概要】
 筑後地方の三大火祭りの一つとして知られる勇壮な祭り。邪気退散と書いた「大うちわ」を先頭に、締め込み姿にねじり鉢巻、白足袋の出で立ちの若者たちがたいまつを手に樽御輿を担ぎ、若津神社から風浪宮まで約3キロの道のりを「ワッショイ!ワッショイ!」と駆け抜ける。
 風浪宮に到着すると、本殿を3周して神職の御祓いを受けるという流れで、五穀豊穣や無病息災などを祈願する。冬の夜空に松明の炎が揺らめく様は圧巻で、多くの見物客で賑わう。

 以上裸のお祭りでした。日本にはまだまだ面白いお祭りがいっぱい。種類の違うお祭りもご紹介していますのでぜひご覧ください。

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 休日にお祭を追いかけながら旅を楽しんでいるぽちゃまです。元々旅が大好きな私ですが、お祭に合わせて旅をするとその旅がもっと豊かになる。そのことに気づき、多くの方にシェアしたくてこのブログを始めました。このブログによってあなたの旅がもっと楽しく、豊かになれば幸いです。