別世界を体感できる秋田の奇祭。華やかな「端縫い衣装」と頭巾が印象的な「彦三頭巾」で共に踊るのは「亡者踊り」。
目次
旅の始まり 本塩釜駅
まずは本塩釜駅下車、車を借りて鹽竈(しおがま)神社へ向かいましょう。
鹽竈神社
住所 | 〒985-8510 宮城県塩竈市一森山1−1 |
電話 | 022-367-1611 |
HP | http://www.shiogamajinja.jp/ |
営業時間 | 5:00-18:00 |
定休日 |

鹽竈(しおがま)神社は大漁満足の神様だそうです。
港町の塩竈市にぴったりの神社ですね。

そして塩竈市は東日本大震災の被災地でした。
津波で沿岸部の多くが浸水しました。
しっかりとお参りをしましょう。
塩釜水産物仲卸市場
住所 | 〒985-0001 宮城県塩竈市新浜町1丁目20−74 |
電話 | 022-362-5518 |
HP | http://www.nakaoroshi.or.jp/ |
営業時間 | 平日 3:00-13:00 土曜日 3:00-14:00 日曜日 6:00-14:00 |
定休日 | 水曜日 |

続いて車で塩釜水産物仲卸市場へ。
朝食兼昼食として、美味しい海鮮を頂きましょう。
市場内を歩いて好きな海鮮とご飯を買うと…。

はい、マイ海鮮丼が出来上がり。
宮城らしさを楽しむなら、やっぱりホヤはトライしてほしい海の幸です。
ここで頂くホヤはアンモニア臭がなくてさっぱりいただけます。
西馬音内盆踊り

続いて車で向かったのは秋田県の西馬音内。
この橋を渡ると、完全に世界が変わります。
まさに映画の世界。

会場はこんな感じ。
全くの異空間です。

着物は「端縫い衣装」と言ってカラフルな継ぎ接ぎの衣装。
顔は全く見えません。

そして最もインパクトがあるのはこのずきん。
彦三頭巾(ひこさずきん)と呼ばれ、未成年女性や男性が着ています。
彦三頭巾は先祖の霊と一緒に踊る事を具現化した物とされその踊りは「亡者踊り」と呼ばれます。
少し恐ろしいですが、先祖を大事にしている素晴らしい文化ですね。
踊り自体も、まるで別世界。
こんな独特の盆踊りが日本にあるとは…。
音頭も囃子も独特で、これは世界に誇れる踊りの文化と言えますね。
一度は目の前で見て頂きたいです。
旅の終わり 湯沢駅
塩釜で海の恵みに感謝した後には、まるで映画の世界に飛び込んだような、独特の雰囲気に包まれる西馬音内盆踊りのまつりとりっぷでした。
旅のまとめ
①旅の始まり 宮城県 塩釜市 本塩釜駅
↓(車3分)
②宮城県 塩竈市 塩釜水産物仲卸市場
↓(車8分)
③宮城県 塩竈市 鹽竈神社
↓(車160分)
④秋田県 雄勝郡 西馬音内盆踊り
↓(車16分)
⑤旅の終わり 秋田県 湯沢市 湯沢駅
祭情報
西馬音内盆踊り | |
![]() | 【場所】 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内本町108-1 |
【時期】8月16-18日 | |
【種類】踊り | |
【概要】 秋田県羽後町に伝わる約700年の歴史を持つ伝統的な盆踊りで郡上踊り(岐阜県)、阿波踊り(徳島県)とともに「日本三大盆踊り」に数えられる。国の重要無形民俗文化財に指定されており、京都の「念仏踊り」や「風流(ふりゅう)」の流れを汲むとされている。 最大の特徴は、編み笠や彦三頭巾(ひこさずきん)で顔を隠し、藍染めの浴衣や端縫い(はぬい)衣装をまとって踊る点。特に「亡者」と呼ばれる、彦三頭巾で顔全体を覆い隠した姿は、幻想的で幽玄な雰囲気を醸し出し、見る者に強い印象を与える。 踊りは優雅で流れるような動きが特徴で、笛や太鼓、鉦(かね)などの生演奏に合わせて、老若男女が一体となって踊る。お盆の時期、毎年8月16日から18日の夜にかけて行われ、かがり火が焚かれた中で繰り広げられるその光景は、「亡者と生者が一体となる盆踊り」とも称され、見る人を魅了する。死者への供養と五穀豊穣を願う心が込められた、地域に根付いた文化として大切に受け継がれている。 |
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