祭の種類

なまはげ・アマハゲ・カセドリのお祭り

ぽちゃま

家を巡って厄払いをしたり、怠け者をさとしたりするなまはげ。その独特の外見と風習は日本が誇るお祭りの一つですね。そんななまはげ・アマハゲ・カセドリのお祭りをご紹介します。
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見島のカセドリ 2月佐賀県佐賀市のお祭り

2名のカセドリが割れた竹で床をガチャガチャと打ち鳴らす。佐賀県では珍しいここだけの神人訪問の伝統行事。

見島のカセドリ
【場所】
見島熊野神社 〒840-0002 佐賀県佐賀市蓮池町見島695
【時期】2月第2土曜日
【種類】なまはげ・アマハゲ・カセドリ
【概要】
 見島に鎮座する熊野神社の拝殿に、むしろが敷きつめられ、数名の長老が羽織姿で座る。
「カセドリ」は青年2名で、藁で編まれたみのと腰みのを着け、黒脚絆に白足袋でわらじをはく。顔と頭には白布を巻いて、目、鼻、口だけを出し、鉢巻をしめ甚八笠をかぶる。手には黒手甲をはめ、長さ1.7メートル余りの竹を1本持つ。竹は一方の端のところを2か所縄でしばり、3分の2くらいの長さは細く割られている。
 烏居のところに待機していたカセドリは、準備が終ると、竹を脇にかかえこみ、竹を打ち鳴らしながら拝殿に走りこむ。両膝をつき体を前にかがめて、竹の割れている方を床面に小刻みに激しく打ちつけ、ガチャガチャと打ち鳴らす。盃がカセドリの前におかれ酒が注がれると、そのままの姿で飲みほし、また、同じ所作を続ける。
 謡(うたい)が始まると、カセドリはそのままの姿勢で休み、終ると再び同じ所作を繰り返す。謡が三番はいって、最後の所作が終ると、竹を打ち鳴らしつつ鳥居のところまでかけ戻る。
 熊野神社の行事が終わると、提灯2名・天狗面2名・御幣1名・カセドリ2名・かごにないの少年数名の順で、各家々を廻る。カセドリは、竹を打ち鳴らしながら家々の部屋にとび込み、膝をつき体を曲げて畳に竹を打ちつけて激しく打ち鳴らす。茶が1杯ずつすすめられ、終わると竹を打ち鳴らしつつ走り出る。切餅を貰い受けて、その家を去り、次の家に向かう。
 各家を廻り終ると、熊野神社に集って、各家から貰い受けた餅を全員で食べながら、歓談する。
 この行事は、以前は旧暦1月14日に行われていた小正月の行事であって、県内では他に伝承されていない小正月における神人訪問の伝統行事として注目されている。

男鹿のなまはげ 12月秋田県男鹿市のお祭り

しんしんと雪が降る中「泣ぐ子はいねがー、怠け者はいねがー」と声をあげて家に鬼がやってくる。大晦日に行われる男鹿の奇祭。

男鹿のなまはげ
男鹿のなまはげ【場所】秋田県男鹿市内
【時期】12月31日
【種類】なまはげ・アマハゲ・カセドリ
【概要】
 秋田県男鹿市に伝わる民俗行事「なまはげ」は、怠惰な心を戒め、無病息災や豊作をもたらすとされる神の使い。大晦日の晩、鬼のような面をつけ、蓑をまとったなまはげが「泣く子はいねがー」「怠け者はいねがー」と大声で叫びながら家々を巡る。
 家の主人は、なまはげを丁重に迎え、酒や餅でもてなす。なまはげは家の中を練り歩き、子供や嫁の怠け心を戒め、厄を払う。その後、なまはげは家々の安全と繁栄を祈願して、山へ帰っていくとされている。国の重要無形民俗文化財に指定されており、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。

 以上なまはげ・アマハゲのお祭りでした。日本にはまだまだ面白いお祭りがいっぱい。種類の違うお祭りもご紹介していますのでぜひご覧ください。

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 休日にお祭を追いかけながら旅を楽しんでいるぽちゃまです。元々旅が大好きな私ですが、お祭に合わせて旅をするとその旅がもっと豊かになる。そのことに気づき、多くの方にシェアしたくてこのブログを始めました。このブログによってあなたの旅がもっと楽しく、豊かになれば幸いです。