豊作を祈り弓を引く東京では数少ない祭礼行事。家の繁栄を願って参観者が矢を拾う。
目次
旅の始まり 落合南長崎駅
出発は落合南長崎駅です。
歩いて葛谷御霊神社へ向かいましょう。
葛谷御霊神社 備射祭

葛谷御霊神社に到着。
鳥居が何やら装飾されていました。

近くから見てみると的が取り付けられていました。
ここで弓を射て神様にささげる備射祭が執り行われます。

境内ではどんと焼きのため門松やお札、しめ縄が集められていました。

ここでどんと焼きが行われ…。

その火を使ってお餅が焼かれていました。

まずはしっかりとお参りをしましょう。

関係者たちが集まってきました。
備射祭の始まりです。

神事を終えると拝殿前で引弓の儀が行われます。

矢を拾うと家が栄えると言われており、参観者はこれを拾います。
ホビーセンターカトー東京
| 住所 | 〒161-0031 東京都新宿区西落合1丁目24−10 |
| 電話 | 03-3954-2171 |
| HP | https://www.hobbycenterkato.com/tokyo |
| 営業時間 | 11:00-20:00 |
| 定休日 |

続いて立ち寄ったのはホビーセンターカトー東京さん。
展示されている電車と立派なビルで簡単に見つけることができます。

中に入ると立派な鉄道ジオラマが展示されています。
いつもは鉄道に興味がない方でも十分に楽しめるほどのスケールの大きさです。

当然、色々な電車模型が販売されています。
これだけ沢山あると眺めているだけで面白いですよ。

2階にもジオラマが展示されていますが、ここでは…。

ジャーン!自分で電車を持ち込んで走らせることができるんです。
鉄道好きのちびっ子たちが自分の電車模型を持ち込んで走らせていました。
楽しいんだろうなぁ。かわいらしいなぁ。
洋食の店 ぺいざん
| 住所 | 〒161-0032 東京都新宿区中落合1丁目13−3 |
| 電話 | 03-3950-6008 |
| HP | |
| 営業時間 | 11:30-14:15 17:30-19:30 |
| 定休日 | 水・木曜日 |

続いて美味しい洋食を頂きましょう。
お邪魔したのはぺいざん。

ここはギャグ漫画の巨匠、赤塚不二夫さんが足しげく通った洋食屋さんです。

おすすめはハンバーグ・エビフライ・カニコロ一度に頂けるセット。
一個一個のネタが大きくて食べごたえがあります。
ご飯とお味噌汁が付いているのがうれしいなぁ。
中井御霊神社 備射祭

続いて同じく備射祭が行われる中井御霊神社に向かいましょう。
葛谷御霊神社の備射祭と中井御霊神社の備射祭は同日に行われますが時間がわかれているのでどちらも見ることができます。

葛谷御霊神社と同じくこちらでもどんと焼きが行われていました。

拝殿の隅には木製の男性器像が安置されていました。
子孫繁栄のシンボルです。

関係者が入場してきました。

こちらは拝殿の扉が解放されているので神事の様子を見ることができます。
カツノキで作った箸で田作り(鰯)とタクワンを食べたり、甘酒を飲んだりします。

神事のあと、的の前でお祓いを行います。
的には、分木(竹製のコンパス)で描かれた三重丸の中心に2羽の鳥が描かれています。

そして年番(氏子の年男2名)が社殿前から、弓を引きます。
一ノ矢は鬼門に、二ノ矢・三ノ矢は的に向けて射るんです。
葛谷御霊神社では全然矢が飛びませんでしたが、こちらではしっかりと矢が飛びました(笑)。

続いて氏子総代が、最後に宮司が鬼門、次に的にむけて矢を放ちます。

甘酒は一般の方にも振舞われます。
ありがたいので頂きましょう。
旅の終わり 中井駅
本格的な電車模型とギャグマンガの巨匠が愛した洋食を同時に楽しむ。年明けに豊作を祈る葛谷御霊神社と中井御霊神社の備射祭のまつりとりっぷです。
旅のまとめ
① 旅の始まり 東京都 新宿区 落合南長崎駅
↓(徒歩10分)
② 東京都 新宿区 葛谷御霊神社 備射祭
↓(徒歩5分)
③ 東京都 新宿区 ホビーセンターカトー東京
↓(徒歩18分)
④ 東京都 新宿区 洋食の店 ぺいざん
↓(徒歩14分)
⑤ 東京都 新宿区 中井御霊神社 備射祭
↓(徒歩11分)
⑥ 旅の終わり 東京都 新宿区 中井駅
祭情報
| 葛谷御霊神社 備射祭 | |
![]() | 【場所】 葛谷御霊神社 〒161-0031 東京都新宿区西落合2丁目17−17 |
| 【時期】1月13日 | |
| 【種類】流鏑馬・備射祭 | |
| 【概要】 五穀豊穣と安産を祈願するために行われる農村儀礼で、江戸時代から少なくとも続いているとされ、新宿区の無形民俗文化財に指定されている。 祭では、神職と氏子らが拝殿で神事を行った後、拝殿前で「引弓の儀」が行われる。これは、神酒に浸した矢を、鳥居に掛けられた的に向かって年番の氏子が射る儀式。かつては、矢の当たり具合や飛び方でその年の豊凶を占っていたとされ、現在でも、射られた矢を拾うと家が栄えると言い伝えられている。 都市化が進む東京23区内では珍しい、貴重な農村の伝統を今に伝える祭事。 | |
| 中井御霊神社 備射祭 | |
![]() | 【場所】 中井御霊神社 〒161-0035 東京都新宿区中井2丁目29−16 |
| 【時期】1月13日 | |
| 【種類】流鏑馬・備射祭 | |
| 【概要】 五穀豊穣と安産を祈って行われる農村儀礼。東京都新宿区に残る貴重な無形民俗文化財で、江戸時代から続くと言われている。 祭では、まず神職が本殿前と参道に設けられた的の前でお祓いをする。的は三重丸の中に二羽の鳥が描かれたもの。続いて、氏子の年男2名が甘酒で清めた弓で、鬼門と的に向かって矢を射る。的に当たれば豊作とされ、射られた矢は厄除けとして参拝者が拾う。その後、氏子総代や宮司も同様に矢を射る。 祭の由来は明らかではないが、武蔵風土記には同様の祭礼の記述があり、古くから地域に根付いた神事であることが伺える。氏子たちが一年の豊穣と安泰を祈る、伝統的なお祭り。 | |
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