地の食をわがままに楽しもう⑥ そば厳選5店

 旅先で非日常を感じられるお祭が開催されていたら、その旅はもっと特別で、ちょっと得した感じがする。気分は上げ、上げ、お酒も料理も二割り増し。
 全国にある様々なお祭を手軽に楽しめてあなたの旅を更に豊かにするプランをご紹介します。せっかくの旅だから、もっと楽しく、特別なものにしませんか。


 まつりとりっぷをする上で、地元の美味しい食に出会い楽しむ事は実に幸せで豊かな時間。今までこのブログでは、まつりとりっぷの勝手な判断基準でうなぎラーメンお寿司丼ぶりの厳選5店をご紹介してきましたが今回は大人の麺類、そば編です。ラーメンやパスタも勿論美味しいですが、そばはなんと言っても酒との相性が抜群(「居酒屋」の原型は実は「そば屋」です)。てんぷらや刺身、地の料理で日本酒を楽しんだ後に、そばで〆る。そんな大人の食べ方をぜひ楽しい旅の途中でも。それではそばの厳選5店!

そば厳選5店:そば処庄司屋 御殿堰七日町店

  • 〒990-0042
    山形県山形市七日町2丁目7−6
  • 023-673-9639

 山形で一番の老舗蕎麦屋さん。山形花笠まつりの会場にも近いので祭りの前に利用してもらいたい。そばは、体に良い物を供したいという信念のもと山形産「でわかおり」を中心とした純国産そばを使用。自家製粉(石臼挽き)で荒挽き粉にした「そば粉十割」に「つなぎ一割」の『といちそば』に加え、そばの中心にある澱粉質の粉(更科粉)を使った本格的江戸風の真っ白いそば、『更科そば』も提供している。にしんをつまみに地酒を楽しみながら〆にそばを頂いて欲しい。

庄司屋1
山形の男山酒造「つららぎ」と
にしんでゆっくりと山形の
食事を楽しみましょう。
庄司屋2
夏野菜のなすがのったお蕎麦。
ナスは体温を下げてくれるので
夏まつりと相性ピッタリ。

そば厳選5店:総本家にしんそば 松葉 本店

  • 〒605-0076
    京都府京都市東山区四条大橋東入ル川端町192
  • 075-561-1451

 

 150年ほど続く老舗のお蕎麦屋さんで「にしんそば」発祥のお店。骨まで柔らかく炊き上げたにしんを温かいだしに入れ、そばと一緒に味わうのがにしんそば。味が十分に沁みているのでにしんを一口、間髪入れずにそばやセットでついてくる鮭そぼろご飯を口にほうばるのがおススメの食べ方。ちなみににしんそばは、冷凍・冷蔵技術や輸送技術が未発達だった頃、蝦夷地(現在の北海道)で水揚げされたニシンを長期保存するため身欠きにしんへ加工し、本州に運ばれたことから、北海道と京都で名物料理となっている。

総本家にしんそば松葉
にしんを一口、間髪入れずに、
鮭そぼろを一口。至福の一口。

そば厳選5店:芭蕉館

  • 〒029-4102
    岩手県西磐井郡平泉町平泉鈴沢3−1
  • 0191-46-5155

 盛り出し式の平泉わんこそばの元祖。平泉駅直ぐにあり国宝の中尊寺や毛越寺に近いので、同時に楽しんでほしい。「わんこそば」とは、手打ちそばをゆで揚げたものが、多少の間にのびて、風味が落ちることを惜しんで一度に大器に盛らずに、小さい椀に盛って食べる事から始まっています。その椀を、地方の方言で「わんこ」と言います。芭蕉館のわんこそばは予め、鮪の山かけ、なめこおろし、筋子、鰹節、のり、ねぎなどの薬味が用意されてます。別の盆の「わんこ」に盛られたそばにこの薬味を自由に加え、一口で食べましょう。1セット24杯ですが、薬味を様々に組み合わせて食べられるのであっという間に頂けます。そばとつなぎは国内産、つゆは創業以来100年続く本返しの出汁でやや甘めです。

芭蕉館
薬味だけで盆が
埋まってしまいます。
エンターテイメント性が十分に
あり旅の思い出になります。

そば厳選5店:越後十日町 小嶋屋 越後湯沢店

  • 〒949-6101
    新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢 主水2427
  • 025-785-2081

 越後湯沢駅で食べられるへぎそばの有名店。へぎそばとは新潟県魚沼地方発祥のおそばでつなぎにふのりという海藻を使い、ヘギといわれる木の器にそばを盛り付けられたもの。小嶋屋さんは長野県産と北海道産のそば粉を100%使用した10割そば、つなぎに青森県産ふのりを使用、だしには高知県産の宗田鰹と鹿児島枕崎産の本鰹、北海道利尻産の昆布を使用したまさにへぎそばの王道を行くおそば屋さん。一口大に丸められ、波のような形で美しく盛り付けられたそばはしっかりとコシがあります。越後湯沢駅内で食べられるので、スキーの行帰りでも、旅の途中に下車してでも頂きたい一品。

越後十日町小嶋屋
波のように盛り付けられる
おそばはしっかりとコシがある。

そば厳選5店:出雲そば かねや

  • 〒699-0701
    島根県出雲市大社町杵築東659
  • 0853-53-2366

 日本三大蕎麦(他の二つはわんこそば、戸隠そば)の一つである出雲そばを代表する名店。かねやさんのおそばは割子そば(わりごそば)と呼ばれる重ねられる丸い漆器に茹でた蕎麦を盛って出すもの。三段重ねで、通常のそばは蕎麦をだし汁の中に入れるのに対し、だし自体を器に入れ、その上に薬味を載せて頂きます(一番上の割子にだし汁を入れて蕎麦を食べ、食べ終わったら残っただしを二段目にかけて食べ、というように、だし汁を使い回すエコなおそば)。そばは太めでしっかりとそぼの香りが味わえます。出雲大社からも近いので参拝とセットで楽しんでいただきたい。

かねや
薬味のみ、とろろ、玉子の
3種の味が味わえる楽しいおそば。
蕎麦の香りがしっかり楽しめます。

 以上、まつりとりっぷの独断で決めたそば厳選5店でした。このブログでご紹介する前までは、そばは地味かなぁと正直、しりごみをしていましたが、なんの、なんの、全くそんな心配はなし。それぞれの個性がしっかり光る独特のおそばでした。それだけ日本人に好かれている食べ物なんですね。ぜひまつりとりっぷとセットでその土地の美味しいそばを探してみましょう。まだまだたくさんの名店が日本にはあるので、今後もご紹介したいと思います。

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