旅先で非日常を感じられるお祭が開催されていたら、その旅はもっと特別で、ちょっと得した感じがする。気分は上げ、上げ、お酒も料理も二割り増し。
全国にある様々なお祭を手軽に楽しめてあなたの旅を更に豊かにするプランをご紹介します。せっかくの旅だから、もっと楽しく、特別なものにしませんか。

このブログを読んでくださった方が、月ごとに祭を検索してその祭りと旅を実際に楽しんで頂くために、今回は「2020年まとめ 9月のまつり編」をご紹介いたします。
①おわら風の盆
胡弓が奏でる哀調、編笠姿の踊り手たちが越中八尾の路地を行き過ぎる。大人向けの落ち着いた北陸の盆踊り。

≪祭情報≫
[名称]
おわら風の盆
[概要]
富山県富山市八尾地区で行われる300年以上続く伝統行事。三味線と胡弓の調べにのって、町流しや輪踊りが行われる。艶やかで優雅な女踊り、勇壮な男踊りが特徴。11の町それぞれに支部があり、それぞれのルート、独自の輪踊り・街流しがある。
[開催場所]
富山県富山市八尾地区
[時期]
9月1日~3日
[問合せ]
- 越中八尾観光協会
- 〒939-2342
富山県富山市八尾町上新町2898-1 - TEL:076-454-5138
- FAX:076-454-6321
- 富山市八尾山田商工会
- 〒939-2354
富山県富山市八尾町東町2106-4 - TEL:076-455-3181
- FAX:076-455-0606
- 富山市商工労働部 観光政策課
- 〒930-8510
富山県富山市新桜町7番38号 - TEL:076-443-2072
- FAX:076-443-2184
②春木だんじり祭
昼の激しい「やりまわし」から一変。赤い駒提灯のだんじりを皆で楽しむ優しい祭。

≪祭情報≫
[名称]
春木だんじり祭り
[概要]
12台のだんじりが春木駅周辺を曳行される。勢いよく走りながら直角に向きをかえる「やりまわし」が見どころ。岸和田だんじり祭と同じく、昼間の激しいやりまわしの風景とは一変し、午後7時から10時頃までの間は「灯入れ曳行」(ひいれえいこう)が行われ赤い駒提灯に照らされただんじりをゆっくりと近くで楽しむことができる。
[開催場所]
大阪府岸和田市 春木駅周辺
[時期]
9月第1日曜日
[問合せ]
- 岸和田市 観光課 観光振興担当
- 〒596-8510
大阪府岸和田市岸城町7番1号 - 072-423-2121(代表)
③岸和田だんじり祭
広い世代で統制された組織だからこそ曳きまわす事ができる「勇壮」と「危険」が隣り合うだんじり。

≪祭情報≫
[名称]
岸和田だんじり祭
[概要]
岸和田市北西部、岸和田城下およびその周辺(旧市と呼ばれる地域)で行われる岸和田市のお祭り。江戸時代中期から約300年ほど続いており、速度に乗っただんじりを方向転換させる「やりまわし」が見どころ。億単位の資金を集めて用意されるだんじりは町民文化と儒教、道教、仏教、神道が融合された芸術品であり、施された彫刻が繊細なことでも知られている。19時以降はだんじりに提灯が施され、昼とうって変わり、のどかな練り歩きとなる。
[開催場所]
大阪府岸和田市岸和田城下およびその周辺
[時期]
- 試験曳き : 9月第1日曜日(ただし、第1日曜日が9月1日の場合は9月第2日曜日の9月8日に変更となる)・宵宮前日の金曜日
- 宵宮(宵祭) : 本宮前日の土曜日
- 本宮(本祭) : 敬老の日前日の日曜日
[問合せ]
- 岸和田市 観光課 観光振興担当
- 〒596-8510
大阪府岸和田市岸城町7番1号 - TEL:072-423-2121(代表)
④鶴岡八幡宮流鏑馬神事
源頼朝が催行したのがそのはじまり。その後、神事の武技として各地で奉納されるようになった流鏑馬の源。

≪祭情報≫
[名称]
鶴岡八幡宮流鏑馬神事
[概要]
鶴岡八幡宮の境内内に直線140間(約250m)の流鏑馬馬場を設け、疾走する馬上から3つの的に鏑矢(かぶらや)を射る。源頼朝が催行したのがそのはじまり。その後、神事の武技として各地で奉納されるようになった流鏑馬の源。
[開催場所]
〒248-8588
神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1−31
[時期]
9月16日
[問合せ]
- 鶴岡八幡宮
- 〒248-8588
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31 - TEL: 0467-22-0315
- FAX: 0467-22-4667
⑤面掛行列
爺、鬼、天狗、火吹き男など、10種類の面をかぶった男達が練り歩く鎌倉の奇祭。

≪祭情報≫
[名称]
面掛行列
[概要]
面掛行列とは御霊神社で行われる神事で、10種類の面を被った人がゆっくりと町の中を歩く。別名「はらみっと祭」と言われ「おかめ」のお腹に触れると安産祈願となると言われている。神奈川県の無形民俗文化財。
[開催場所]
〒248-0021
神奈川県鎌倉市4 鎌倉市坂ノ下4−9 御霊神社(権五郎神社)周辺
[時期]
9月18日
[問合せ]
- 鎌倉市 市民生活部観光課観光担当
- 鎌倉市御成町18-10 本庁舎1階
- TEL:0467-61-3884
- mail:kankou@city.kamakura.kanagawa.jp
⑥吾妻神社馬だしまつり
馬が砂浜を駆け抜ける勇壮な神事と、幻想的な雰囲気の中で神輿が担がれる神事。千葉県の無形民俗文化財。

≪祭情報≫
[名称]
吾妻神社馬だしまつり
[概要]
馬だし、オブリ、神輿を中心とした神事が行われ、五穀豊穣や、海上の安全、大漁を祈願する。「馬だし」はオメシと呼ばれる神馬の鞍に神霊を移した幣束(へいそく)をつけ、2人の青年が馬の手綱を持ち両脇にしがみついて海岸を疾走する神事。オメシが神輿に先立って神社から下山し、海岸を疾走した後、幣束を遺品の漂着地に埋める。その後、オメシは神社へ戻り、神輿が海へ入る「お浜出」が行われる。ちなみに神霊を馬上に移し渡御する神事は飾り神輿のできる以前の祭りとして重要なもの。提灯が幻想的な雰囲気を出す19時半頃、神輿は吾妻神社に戻ってきて、祭礼が終了となる。千葉県無形民俗文化財に指定
[開催場所]
千葉県 富津市 岩瀬海岸/吾妻神社 ※馬だしの神事は岩瀬海岸
[時期]
9月中旬
[問合せ]
- 富津市 生涯学習課
- 〒293-8506
千葉県富津市下飯野2443 - TEL:0439-80-1342

⑦勝浦大漁まつり
漁師町らしい威勢の良い掛け声が響く、力強く、活気あふれる千葉の海のおまつり。

≪祭情報≫
[名称]
勝浦市秋季合同祭(勝浦大漁まつり)
[概要]
江戸時代中期から続く漁師町、勝浦のお祭。神輿の一斉かつぎや屋台の曳き回し、神輿の船渡しなどが行なわれる。漁師町らしく威勢の良い、掛け声や「唄」、神輿を担いだまま跳ねる「揉み」が特徴。
[開催場所]
千葉県勝浦市中心部
[時期]
9月敬老の日(9月第3月曜日)を最終日とする4日間
[問合せ]
- 勝浦市役所観光商工課(平日のみ)
- TEL:0470-73-6641(直通)
- KAPPYビジターセンター 0470-73-2500
⑧ほろかけ祭り
「ヨイショ!」の掛け声に合わせてピンクのホロがクルクルと回転する。少年の成長と五穀豊穣を祈う埼玉県指定の無形民俗文化財。

≪祭情報≫
[名称]
ほろかけ祭り
[概要]
ピンクの紙花の付いた竹ひごを36本束ねて、作ったホロを古谷本郷の上組と下組から2人ずつ選ばれた小学校低学年の男子が背負い神輿の渡御にお供する。一の鳥居を出ると、4人のホロショイッコは、背負いかごの中の鈴を鳴らしながら練り足を踏み、御旅所をめざす。元服式の色合いが強い埼玉県指定の無形民俗文化財。
[開催場所]
埼玉県川越市古谷本郷1413周辺 古尾谷八幡神社
[時期]
9月敬老の日の前日
[問合せ]
- 古尾谷八幡神社
- 埼玉県川越市古谷本郷1408
⑨大原はだか祭り
「汐ふみ」の勇壮豪快、太平洋の大海原に神輿が入る。海の男たちの五穀豊穣・大漁祈願。

≪祭情報≫
[名称]
大原はだか祭り
[概要]
大原地区の神輿十社は親神(おやがみ)である鹿島神社に参集し、法楽を施行し、午後大原漁港に向う。東海・浪花両地区の神輿もそれぞれ地区の行事後大原漁港へ集結。十八社がそろって五穀豊穣・大漁祈願ののち怒濤の中で神輿が数社もみあう「汐ふみ」の行事にうつる。夕闇のせまる頃、花火を合図に大原小学校校庭に集まり、神輿を高く上げて別れを惜しむ「大別れ式」が行われる。
[開催場所]
千葉県大原市中心部
[時期]
9月20日・21日
[問合せ]
- いすみ市役所 オリンピック・観光課
- 〒298-8501
千葉県いすみ市大原7400-1 - TEL:0470-62-1111(代表)
- FAX0470-63-1252
⑩阿伎留神社例大祭
日本版、山車同士のセッション。あきる野市で実演される囃子と舞いと山車とシャボン玉の共演。

≪祭情報≫
[名称]
阿伎留神社例大祭
[概要]
下町、仲町、上町、栄町、東町の五町内から担ぎ手が出て百貫を超える六角神輿の渡御を行う。神輿の担ぎだしの前には、露払いとして獅子舞がつき、舞を演じる。大神輿(神社神輿)や五日市中学校の生徒が担ぐ中神輿、町内子ども神輿など様々な神輿が祭を盛りあげる。
[開催場所]
〒190-0164
東京都あきる野市五日市1081
[時期]
9月28日〜9月30日
[問合せ]
- あきる野市役所 環境経済部 観光まちづくり推進課
- 〒197-0814
東京都あきる野市二宮350番地 - TEL: 042-558-1111(代表)内線:2821、2822、2823
⑪鳳凰の舞
金の鳳凰の冠と赤い頭巾を頭にかぶり、大太鼓を中心に舞いを行う。類例のない貴重な舞い。

≪祭情報≫
[名称]
鳳凰の舞
[概要]
鳳凰の冠を被った者5人と赤い頭巾をつけた者5人が大太鼓を中心に勇壮活発に舞う。国の重要無形文化財に指定されており、江戸の要素を含む「奴の舞」と、上方の要素を含む「鳳凰の舞」の二庭で構成。元々は雨乞いの舞であったが悪疫退散の舞としても奉納されており、全国的にもあまり類例のない貴重な民俗芸能として、地元の人々の手により大切に伝承されている。
[開催場所]
東京都西多摩郡日の出町大字平井 春日神社周辺
[時期]
9月29日に近い土曜日、日曜日
[問合せ]
- 日の出町観光協会
- 〒190-0191
東京都西多摩郡日の出町大久野17-2 - TEL:042-588-5883
- FAX:042-588-5899
以上、「2020年まとめ 9月のまつり編」でした。他の時期のお祭りも今後掲載していく予定です。どうぞお楽しみに。
