旅先で非日常を感じられるお祭が開催されていたら、その旅はもっと特別で、ちょっと得した感じがする。気分は上げ、上げ、お酒も料理も二割り増し。
このブログでは全国にある様々なお祭を手軽に楽しめてあなたの旅を更に豊かにする「まつりとりっぷ」のプランに加え、祭りや旅に関する様々な楽しい事をご紹介します。せっかくの旅だから、もっと楽しく、特別なものにしませんか。

このブログを読んでくださった方が、都道府県ごとに祭を検索してその祭りと旅を実際に楽しんで頂くために、今回は「2020年まとめ 埼玉のまつり編」をご紹介いたします。
①尾島ねぷたまつり
「ヤーヤドー」の掛け声とともにねぷたが太田市尾島の通りを練り歩く。北関東で見つけたもう一つのねぷたまつり。

≪祭情報≫
[名称]
尾島ねぷたまつり
[概要]
青森県弘前市と太田市との歴史的なつながりにより昭和61年から始まっている。見所は、ねぷた運行で、高さ7メートルにもおよぶ扇ねぷたとねぷた太鼓の隊列が太田市尾島商店街大通りを練り歩きます。「ヤーヤドー」の掛け声とともに十数台のねぷたが会場を練り歩くさまは本場弘前市のねぷたに負けない十分な迫力と幻想的な雰囲気を楽しめる。
[開催場所]
群馬県太田市尾島商店街大通り(県道142号)
[時期]
8月14、15日
[問合せ]
- 尾島ねぷたまつり実行委員会(商業観光課内)
- TEL:0276-47-1833
- まつり本部(まつり当日のみ) TEL:0276-52-6440
②加須市民平和祭
「こいのぼりのまち」加須で、全長100mの巨大こいのぼりをクレーンを使ってあげる。壮大なこいのぼり。

≪祭情報≫
[名称]
加須市民平和祭
[概要]
全長100メートル、重さ330キログラム、目玉の直径10メートルの巨大こいのぼりが利根川河川敷緑地公園の大空にあげられる。加須市の鯉のぼり産業は明治時代から続いており、全長100メートルのジャンボこいのぼりは、昭和63年に開催された「さいたま博」に合わせ、加須青年会議所により加須市のPR作品として制作された。その後、平成元年第1回加須市民平和祭で公式に初遊泳された。現在は4世が活躍している。
[開催場所]
〒347-0001
埼玉県加須市大越
[時期]
5月3日
[問合せ]
- 加須市 経済部 観光振興課
- 〒347-8501
埼玉県加須市三俣二丁目1番地1 - TEL:0480-62-1111(代表)
- FAX:0480-62-1934
③熊谷うちわ祭
うちわを配布したことから名づけられた、町民の心意気が感じられる祭。お祭広場に山車と屋台が集合し、鳴り響くお囃子と歓声はまさにあついぞ熊谷。

≪祭情報≫
[名称]
熊谷うちわ祭
[概要]
12台の山車・屋台が熊谷囃子とともに市街地を巡行し、延べおよそ75万人の集客を誇る八坂神社例大祭。その絢爛豪華さから関東一の祇園祭と称されている。「うちわ祭」の名称の由来は、夏の祭礼で配布されていたうちわを原点としており、料亭「泉州楼」の主人がうちわを配付したことにあると語り継がれている。見どころは最終日の3日目の夜。ライトアップされた山車と屋台がお祭広場に集結し、数万人の人が見守る中、お囃子と歓声が熊谷の夜空に響きわたる。
[開催場所]
埼玉県熊谷市中心部
[時期]
7月20-22日
[問合せ]
④寄居秋祭り(宗像神社秋季例大祭)
歴史ある山車7台が練り歩き、提灯の明かりが寄居の街を優しく照らす。ゆったりと楽しめる寄居の秋祭り。

≪祭情報≫
[名称]
寄居秋祭り(宗像神社秋季例大祭)
[概要]
寄居市街( 本町から武町の間) が歩行者天国となり、本町、中町、栄町、武町、茅町、宮本、常木の歴史ある山車7台の曳きまわしを行う。山車は江戸時代の末期から明治時代の初期頃につくられ、その彫刻や飾り等には高い技術が用いられている。
[開催場所]
埼玉県大里郡寄居町内
[時期]
11月第1日曜日とその前日の土曜日
[問合せ]
- 寄居町観光協会
- TEL:048-581-3012
⑤久喜提燈祭り「天王様」
四面に約500個の提燈を飾りつけた、提燈山車が回転をしながら市内を巡行する。豊作を祈願する久喜の夏祭り。

≪祭情報≫
[名称]
久喜提燈祭り「天王様」
[概要]
旧久喜町の鎮守である八雲神社の祭礼で、浅間山の大噴火で、桑をはじめ夏作物が全滅したことによる、生活苦、社会不安などを取り除くため、祭礼用の山車を曳き廻して豊作を祈願したのが始まりと伝えられ、230余年の歴史と伝統を誇る7町内から7台の山車が繰り出され、昼間は、神話などから題材をとった人物の人形を山車の上に飾り立て、町内を曳き廻す。夜は、人形を取りはずし、山車の四面に約500個の提燈を飾りつけた、提燈山車に早変わりし、山車を回転させたりして、市内を巡行する。
[開催場所]
埼玉県久喜市 久喜駅西口駅前周辺地域
[時期]
7月12日、7月18日
[問合せ]
- 久喜ブランド推進課観光係
- TEL:0480-85-1111
⑥春日部大凧あげ祭り
江戸川河川敷で、子どもたちの健康と成長を願いながら百数十人が協力して大空に大凧を揚げる。

≪祭情報≫
[名称]
春日部大凧あげ祭り
[概要]
江戸川河川敷で、大凧(縦15メートル、横11メートル、重さ800キログラム)、小凧(縦6メートル、横4メートル、重さ150キログラム)が揚げられる。凧は、和紙と竹で3カ月もかけて春日部市「庄和大凧文化保存会」の会員によって作られ、大凧の凧文字はその年の世相を反映した文字を公募により選定、子凧文字は市内の小学5年生から募集し選定している。大凧を揚げる前に、その年に初節句を迎える子どもたちの健康と幸福な成長を願う儀式が行われ、その後、上若(かみわか)組と下若(しもわか)組それぞれの大凧を揚げる。大凧を揚げるのは百数十人。見物客は10万人以上。江戸川河川敷を埋めた人々が見守る中、大凧が空へ舞い揚がる。
[開催場所]
〒344-0102
埼玉県春日部市西宝珠花83 西宝珠花地先江戸川河川敷
[時期]
5月3日・5日
[問合せ]
- 春日部市大凧あげ祭り実行委員会事務局
- TEL:048-736-1111

⑦秩父川瀬祭
笠鉾・屋台の「囃子手」や「拍子木」を子どもたちが務める可愛らしく華やかなお祭り。こども達が中心で主役。

≪祭情報≫
[名称]
秩父川瀬祭
[概要]
秩父神社の摂社(大元の神社に付属し、その祭神と縁の深い神を祀ったやしろ)、日御碕宮(ひのみさきぐう)の祭り。夏に行われるこの祭りは、冬の「秩父夜祭」と対比としても有名で、夜祭に対して昼の祭り、冬に対して夏、大人に対して子供のお祭り。祭りの主役である笠鉾・屋台の「囃子手」や、花笠を付けた「拍子木」を子どもたちが務める。重量約400kgもの神輿を荒川の清流で洗う「神輿洗いの儀式」や、複数の屋台・笠鉾が集まる「曳き別れ」や「すれ違い」が見どころ。1日目の夜は「秩父川瀬祭」に合わせて、花火大会も行われる。
[開催場所]
埼玉県秩父市街、秩父市番場 秩父神社
[時期]
7月19日、20日
[問合せ]
- 秩父市観光課
- TEL:0494-25-5209
⑧東中野の獅子舞
つつましくも、しっかりと歴史を感じる市指定無形民俗文化財の獅子舞。

≪祭情報≫
[名称]
秩父川瀬祭
[概要]
地区内を巡る「辻切り」と東中野香取神社境内で行われる「奉納舞」がある。越谷市の下間久里の獅子舞から伝授されたもの。「天下無双角兵衛獅子舞」と呼ばれる勇壮な舞が見どころ。
[開催場所]
〒344-0114
埼玉県春日部市東中野366東中野香取神社
[時期]
11月第3日曜日
[問合せ]
- 春日部市 文化財保護課
- TEL:048-763-2449
⑨平方のどろいんきょ
大人達が神輿を転がして真面目に泥だらけになる、奇祭中の奇祭。

≪祭情報≫
[名称]
平方のどろいんきょ
[概要]
夏祭りや天王様とも言われ、疫病退散・五穀豊穣を祈念して水を大量に民家の庭にまき、ぬかるんだ状態にして、白木の頑丈な隠居神輿を泥の中で転がしたりする全国でも大変珍しいお祭り。『土』と『人』と『神様』が一体となったお祭りで、その泥を浴びれば、家内安全・無病息災・悪病退散の御利益があると伝えられている。「どろいんきょ」という名称や由来については、隠居した御神輿を担ぎだして泥だらけにしたとか、隠居した人たちが余興で担いだのが始まりと等と言われている。埼玉県指定の無形民俗文化財。
[開催場所]
埼玉県上尾市大字平方 上宿地区
[時期]
7月の中旬の日曜日
[問合せ]
- 上尾市観光協会
- TEL:048-775-5917
⑩小江戸川越春まつり
桜と共に春の到来を知らせる小江戸川越の春祭り。

≪祭情報≫
[名称]
小江戸川越春まつり
[概要]
小江戸川越に春を告げるイベント。川越市内では、こいのぼりが飾られ、獅子舞や山車の展示、民踏大会、春の舟遊、縁日大会などが開催される。
[開催場所]
埼玉県川越市 中心市街地
[時期]
3月下旬~5月上旬
[問合せ]
- 公益社団法人 小江戸川越観光協会
- TEL:049-227-8233
- 川越市 産業観光部 観光課 観光企画担当
- 〒350-8601
川越市元町1丁目3番地1 - TEL:049-224-5940(直通)
- FAX:049-224-8712
⑪川越まつり
江戸の影響を受けて発展した川越のお祭り。向かい合う数台の山車が、共演する「曳っかわせ」は最高潮の盛り上がり。

≪祭情報≫
[名称]
川越まつり
[概要]
江戸の天下祭(神田明神、赤坂日枝神社の各祭礼の総称)の影響を強く受けて発展し、祭で曳き出される山車の形も天下祭の流行を敏感に感じ取りながら変化しており、精巧な人形を乗せた絢爛豪華な山車が、小江戸川越の象徴である蔵造りの町並みを中心に、町中を曳行される。最大のみどころは「曳っかわせ(ひっかわせ)」。向かい合う数台の山車が、囃子(笛、太鼓、鉦、踊り)で競演し、まつり人たちは提灯を高々と振り上げ、歓声を上げる。とくに夜の「曳っかわせ」は最高潮の盛り上がりを見せる。国指定重要無形民俗文化財。
[開催場所]
埼玉県川越市街中心部
[時期]
10月第3土曜日・日曜日
[問合せ]
- 川越市役所観光課
- Mail:kanko@city.kawagoe.saitama.jp
- TEL:049-224-5940
- 川越まつり会館
- Mail:matsurikaikan@city.kawagoe.saitama.jp
- TEL:049-225-2727
⑫ほろかけ祭り
「ヨイショ!」の掛け声に合わせてピンクのホロがクルクルと回転する。少年の成長と五穀豊穣を祈う埼玉県指定の無形民俗文化財。

≪祭情報≫
[名称]
ほろかけ祭り
[概要]
ピンクの紙花の付いた竹ひごを36本束ねて、作ったホロを古谷本郷の上組と下組から2人ずつ選ばれた小学校低学年の男子が背負い神輿の渡御にお供する。一の鳥居を出ると、4人のホロショイッコは、背負いかごの中の鈴を鳴らしながら練り足を踏み、御旅所をめざす。元服式の色合いが強い埼玉県指定の無形民俗文化財。
[開催場所]
埼玉県川越市古谷本郷1413周辺 古尾谷八幡神社
[時期]
9月敬老の日の前日
[問合せ]
- 古尾谷八幡神社
- 埼玉県川越市古谷本郷1408
⑬南大塚の餅つき踊り
裕福な家の七五三の祝いから始まった、魅せる餅つきショー。

≪祭情報≫
[名称]
南大塚の餅つき踊り
[概要]
成人の日の前日の日曜日に演じられる餅つき。もともとは11月15日、裕福な家の帯とき祝い(七五三)に呼ばれてついた。セッタイモチとも、また西福寺から隣の菅原神社まで臼に綱をつけて曳きながらつく場面もあるので、ヒキズリモチという。大釜で蒸しあげた糯米を臼に入れると「ヤレヤレ」のはやし言葉を合図に「めでためでたが三つ重なれば…」の歌に合わせ、6人から8人で行うナラシが始まる。その後一斉に搗くツブシ、一同で押せ、押せとねるネリを経て、コネドリ1人ツキテ3人一組で餅を搗き始める。ツキテ3人で搗くサンテコは「お江戸じゃ日本橋神奈川…」などの歌にあわせて搗くが、6人で搗くロクテコは歌は入らない。杵ワタシ・カツイデヒトメグリ・股クグリ・モチキッカリ・ケコミ・ダマシヅキ・キネノホウリナゲなどの曲芸を入れて威勢よくついていく。最後にアゲヅキで仕上げ、ついたお餅は参加者に振舞う。
[開催場所]
〒350-1162
埼玉県川越市南大塚2丁目3−11西福寺
〒350-1162
埼玉県川越市南大塚2丁目4−7 菅原神社
[時期]
成人の日の前日の日曜日
[問合せ]
- 教育委員会 教育総務部 文化財保護課 調査担当
- 〒350-8601
川越市元町1丁目3番地1 - TEL:049-224-6097(直通)
- FAX:049-224-5086
以上、「2020年まとめ 埼玉のまつり編」でした。他都道府県のお祭りも今後掲載していく予定です。どうぞお楽しみに。
